この日曜日には2歳牝馬のG1、阪神ジュベナイルフィリーズが行われます。
新種牡馬のオルフェーブルを父に持つ、ロックディスタウンとラッキーライラックという2連勝をした馬がいて、
その他にも2連勝した馬が2頭、またブエナビスタの娘ソシアルクラブもこの舞台に参戦してきますが、
ここでは阪神ジュベナイルフィリーズの展開を予想しながら、有力馬を見ていき馬券予想をしていきたいと思います。
目次(複数ページに分かれた記事もあります)
阪神ジュベナイルフィリーズ予想2017 展開は?
(出典「photoAC」)
阪神ジュベナイルフィリーズの行われる舞台は、阪神マイルの外回りコースになります。
スタート地点は向こう正面からで、最初のコーナーまでの距離は以前に比べて長くなっています。
スタートしてから最初のコーナーまでの距離は、レースの流れに影響を与えると思いますし、
この距離が短ければ、コーナーワークでの先行争いのポジション争いが起こりやすく、レースの流れが速くなりやすい傾向があると言えます。
ただこの点は出走頭数や、逃げ・先行馬の兼ね合いやその時のジョッキーの判断なども関係してきます。
そこでこのレースの顔ぶれを見ていきたいと思いますが、
逃げてレースを進めることが多いのは、①サヤカチャン、⑤ラスエモーショネス、⑰コーディエライトで、
普通に考えれば枠なりに①サヤカチャンが逃げると思われますが、
他の馬のジョッキーがどう出るか?この点が難しい所で、
外目の17番枠を引いたコーディエライトが外をまわることを嫌って逃げの手に打ってくることも考えられなくはない、という気はします。
またその他にも短めの距離を使ってここに出走してくる馬もいますので、
あまりスローにはならず、平均的なペースから多少速いペースまでを個人的には予想しています。
また阪神開催の2週目で、Aコース使用ですので、
馬場としては内有利で予想を組み立てたいと思います。
阪神ジュベナイルフィリーズ2017予想 ロックディスタウンなどの有力馬は?
オルフェーブルの初年度産駒の2連勝馬 ロックディスタウン
では出走馬を見ていきたいと思いますが、
オルフェーブルの初年度産駒の2頭が2連勝を飾って、この舞台に駒を進めてきました。
まずロックディスタウンは、札幌2歳ステークスからの参戦で間隔が空いていますが、
牝馬は仕上がりやすい傾向があると言われていますので、
個人的には間隔が空いていること自体は、あまり気にしなくても良いようには思います。
どちらかと言えばこの馬で気になるのは、大外の18番枠を引いた点で、
大外枠でも流れが速くなって、馬群が縦長になればコースロスは少なくなるとは思いますし、
外目を気分よく追走できる面はあるとは思いますが、
Aコース使用の2週目で、馬場は内が良いと思いますので、
内を上手く立ち回れる馬に比べると、大外枠は多少は不利な材料になるように思います。
またこの秋は外国人ジョッキーの活躍が目立っていますが、
ここでは外国人ジョッキーはこのロックディスタウンに騎乗するルメール騎手ただ一人。
まさか、とは思いますが、どうなるでしょうか?
同じくオルフェーブルの初年度産駒の2連勝馬 ラッキーライラック
またラッキーライラックは前走後のコメントで、石橋脩ジョッキーは
゛新馬戦の時からすごい馬だと思っていたので゛とコメントしていました。
競馬ブックには゛これからも無事にいってほしい゛とのコメントもあり、
ジョッキーのこういう好評価は気になるところで、
特に「無事に」というコメントはジョッキーがかなりの手応えを感じた場合にだけ出てくるコメントのようには感じます。
先行するタイプで競馬も上手そうな印象を持ちますが、
この馬も11番枠と多少は外目の枠を引いていますので、
内で競馬ができる馬に比べるとその点は多少は気がかりな材料ではあります。
ただ外過ぎない枠だとは思いますし、流れが速くなって馬群が縦長になれば、外をまわらされるロスは少なくなるとは思います。
ブエナビスタの娘 ソシアルクラブ
またブエナビスタの娘、ソシアルクラブは新馬勝ちから2ヶ月の間隔を空けてこの舞台に駒を進めてきました。
新馬戦では後方からの競馬で、直線で外に持ち出すと一気に差し切って勝利を飾っています。
ただゲートの出は良くありませんでしたし、素質はあるとは思いますが、まだ競馬自体は粗削りな印象は受けました。
とはいえレース後には゛道中は馬を怖がらせないようにレースを進めて、直線に向くまで我慢しました。゛とのコメントもあり、
今後のことを考えた騎乗をしていたことが伺われます。
次はゲートの出も良くなるかもしれませんが、一気の相手強化ではありますし、
個人的には枠も12番と若干外目の枠に入った印象はあって、
馬券的な面からにはなってしまいますが、血統から人気をするようなら、ここでは多少は評価を下げたいところではあります。
内目の気になる2連勝馬 リリーノーブルとマウレア
また内目の馬で気になるのは、やはり2連勝馬のリリーノーブルとマウレアで、
リリーノーブルの前走は白菊賞でしたが、
内目で先行して競馬を進め、直線では最内を突いての勝利は競馬が上手な印象は受けましたし、
川田ジョッキーもレース後には、
゛凄く良い馬ですね。将来性は高いと思います゛とのコメントも出しています。
「無事に」とまではコメントしていませんが、
ここは内目の7番枠と良い枠を引いた印象はあり、中1週とローテーションは詰まってはいますが、
関西の馬で前走は京都競馬場での競馬で、輸送続きというわけではありませんので、
個人的にはここでも好勝負は可能なようには思います。
またマウレアは前走の赤松賞では道中でゴチャつく場面がありながらも、
最後の直線でもしっかりと伸びてきたレースぶりは、勝負根性を感じさせる競馬だったと思います。
ここでは4番枠を引きましたので、この好枠を活かして上手く馬群を捌ければ、好走可能な一頭のように思いますが、
前走のゴチャついた競馬を経験したことで、馬が競馬を嫌になっていないか。
その点は多少気になるところではあります。
(コメント引用元:ラジオNIKKEI 競馬実況WEB http://www.radionikkei.jp/)
阪神ジュベナイルフィリーズ 私は馬券をこう買う
ここでは2連勝している馬とブエナビスタの娘のソシアルクラブという人気上位の馬を取り上げましたが、
(人気は12月9日の土曜日、午後3時半時点です。)
2歳戦ということで出走レースが少ない中での力関係の比較は、非常に難しいものがあります。
また枠順から考えると、④マウレア、⑦リリーノーブルが気になりますし、
「無事に」というコメントが出ていた⑪ラッキーライラックも気になるところで、11番枠も外過ぎない枠だとは思いますが、
ここはより内を通る競馬ができそうな⑦リリーノーブルを本命にすることにします。
相手は①②④⑧⑪⑫⑮⑰⑱まで、9点の馬連の流し馬券で勝負することにします。