本日行われた秋華賞ではディアドラが勝利し、最後の一冠を手にすることになりました。
2着に入ったのはリスグラシューで、牝馬の三冠戦でまたしても悔しい結果に。
また1番人気のアエロリットは7着、2番人気のファンディーナは13着となりました。
ここでは秋華賞のレース回顧と共に、私の馬券の結果を振り返らせていただきます。
目次(複数ページに分かれた記事もあります)
2017秋華賞 レース結果
天候:雨 芝:重
着順 | 馬名 | ジョッキー | 枠 | 馬番 | 人気 | 1~4コーナー 通過順 | 着差 | 上がり |
1 | ディアドラ | C.ルメール | 7 | 14 | 3 | 15-15-13-9 | 35.7 | |
2 | リスグラシュー | 武豊 | 4 | 7 | 4 | 12-11-10-8 | 1 1/4 | 36.2 |
3 | モズカッチャン | M.デムーロ | 2 | 4 | 5 | 5-5-5-4 | ハナ | 36.6 |
4 | ラビットラン | 和田竜二 | 1 | 2 | 6 | 7-8-6-6 | 3 | 36.9 |
5 | カワキタエンカ | 北村友一 | 4 | 8 | 8 | 1-1-1-1 | クビ | 37.7 |
勝ち時計 2分0秒2
1000m通過 59秒1
ラップタイム 12.2 – 11.0 – 12.4 – 11.9 – 11.6 – 12.0 – 12.1 – 12.5 – 12.1 – 12.4
単勝 ⑭ 630円
馬連 ⑦-⑭ 1,510円
3連単 ⑭-⑦-④ 14,760円
2017秋華賞 レース回顧
秋華賞のレースは、予想されていた通りに⑧カワキタエンカの逃げで始まりました。
個人的にはアエロリットも1番枠なら逃げるかも?と考えていましたが、
カワキタエンカの北村ジョッキーがスタート後に逃げる構えを見せていて、
アエロリットの横山ジョッキーも競り合うことなく隊列は決まりました。
ただ前走のローズSでもカワキタエンカは、前半1000m58秒6で逃げ2着に粘るレースをしていましたので、
ここも59秒1と重馬場としては速いペースでレースは流れました。
勝ったディアドラは、春はキツめのローテーションでもオークス4着と力を見せていました。
レースでは後方から進めていましたが、3~4コーナーでは内を突き、
コーナーワークで前との距離を縮めて、直線で外に上手く持ち出して見事に勝利を収めました。
前が詰まることを考えると内を突くことは難しいと思いますが、
3~4コーナーで内を突いて経済コースを通ったルメールジョッキーの手腕も見事だったと思いますし、
難なくそうした競馬をこなすこの馬にも、競馬のうまさを感じた一戦でした。
2着に入ったのは⑦リスグラシュー。
これでGIでの2着が3度になり、またしても惜しい結果になりましたが、
これまでの武豊ジョッキーのコメントでは、エンジンのかかりが遅い面があるようでしたので、
その点を意識した乗り方だったと思います。
また出遅れることもある馬で、今回はゲートの出は良かったですが、二の足がつかなかった印象もあり、
競馬のうまさという点で、まだ成長の余地があると言えるかもしれません。
能力は充分ですし、競馬が上手くなってレースで力を発揮できるようになれば、競馬界も盛り上がると思いますし、
一競馬ファンとしても、今回のように「メンバーが揃ってるな~!」という方がやってて楽しいですし、この一週間は楽しめましたので、
今後も成長を続けて、競馬界を盛り上げる存在になって欲しいと思います。
3着に入ったのはモズカッチャン。
オークス2着の実績がありましたが、前走のローズSの7着で、多少評価が下がった印象がありました。
個人的にはこの馬は春の実績は内枠も作用したように思えましたので、
(フローラS1着→1番枠、オークス2着→同じく1番枠)
外枠を引いたらどうか?と思っていましたが、ここでも4番枠でしたので、
重馬場さえこなせれば、と思っていました。
レースでは前目に位置して、直線に向いた時には先頭に並びかける勢いで早めに抜け出しを図りましたが、
早めに抜け出した分、目標にされた部分はあったかもしれません。
1番人気のアエロリットは、2番手からの競馬でしたが、
直線では伸びを欠き、7着という結果になりました。
NHKマイルでも外枠での競馬で、クイーンSも逃げての勝利でしたので、
揉まれる競馬でどうか?とは思っていましたが、まだ繊細な面や幼さがあるのかもしれませんし、
2番手でファンディーナに外から来られていたことは何らかのマイナスになったのかもしれません。
2番人気のファンディーナは、13着という結果に。
外枠から3番手の競馬で、普段の彼女の位置取りでしたが、
4コーナーで外からモズカッチャンに来られた時点で後退した点は、若干物足りない印象でしたし、
パワーはあるとのことでしたが、重馬場や速いペースもこたえたのかもしれません。
春は皐月賞に挑戦しましたが、その後は結果が残せていないことも気になりますが、今後の巻き返しに期待したいと思います。
2017秋華賞 私の場面の結果
私の馬券については以下のページになりますが、
⑭ディアドラを本命にした馬連の馬券を勝っていましたので、的中させることができました。
ただ手を広げて11点と多くの点数を買っていましたし、
馬連の払い戻しは1510円でしたので、あまり利益は出ない結果になりました。
ゴールでは「リスグラシューが変わったか!?」と、
正直変わっていないことを望んでいましたが、ハナ差で変わっていて配当も安めに。
ただ2着と3着が入れ替わって④-⑭でも1980円でしたので、あまり配当も変わりはなかったな~という結果ではありました。
そういえばこの秋華賞本番では、オークス4着、5着、2着馬が上位3頭という結果になりました。
オークス馬のソウルスターリングは秋の天皇賞に向かいますし、3着馬のアドマイヤミヤビは戦線離脱しましたので、
オークスの上位陣がそのまま来た形で、
トライアルのローズSでは、春の実績馬が物足りない印象がありましたし、夏を越えての成長度はどうなのかな?と思っていましたが、
結果を見るとソウルスターリングが抜けるこの秋華賞に、キッチリと照準を合わせていたのかもしれません。
また展開の予想では、①アエロリットと⑧カワキタエンカの逃げ争いも考えていましたが、
結果としてはそうはならず、アエロリットの横山ジョッキーも無理をしない結果になりました。
競馬の展開の予想はジョッキーの胸一つという面がありますのでなかなか難しいものもあります。
またカワキタエンカは重馬場にしては速いペースで逃げたと思いますが、ローズSでもそうでしたが、
カワキタエンカは5着に残り、2番手のアエロリットは7着、3番手で進んだファンディーナは13着というように、
速いペースでも逃げ馬の方が上位に残るケースもあるように思えます。
馬の気持ちは分かりませんが、速いペースでも自分のリズムで逃げると強いというタイプの馬もいるように思えますし、
同じ速いペースでも、自分のリズムで走るのと他の馬のリズムに合わせて走るのでは、もしかすると走りやすさには違いがあるのかもしれませんが、
本当のところはどうなんでしょうね。