台風が近づく中、不良馬場でのレースになった菊花賞は、キセキの優勝で幕を閉じました。
2着には10番人気のクリンチャーが入り、
3着には13番人気のポポカテペトルが入ったことで、
3連単は55万9700円という波乱の結果に。
菊花賞を振り返ると共に、私の馬券の結果を振り返りたいと思います。
目次(複数ページに分かれた記事もあります)
2017菊花賞の結果
天候:雨 芝:不良
着順 | 馬名 | ジョッキー | 枠 | 馬番 | 人気 | 1~4コーナー通過順 | 着差 | 上がり |
1 | キセキ | M.デムーロ | 7 | 13 | 1 | 14-14-12-12 | 39.6 | |
2 | クリンチャー | 藤岡佑介 | 2 | 4 | 10 | 13-13-9-2 | 2 | 40.2 |
3 | ポポカテペトル | 和田竜二 | 7 | 14 | 13 | 9-7-7-4 | ハナ | 40.1 |
4 | マイネルヴンシュ | 柴田大知 | 3 | 6 | 11 | 16-16-15-11 | 1 1/2 | 40.0 |
5 | ダンビュライト | 武豊 | 7 | 15 | 4 | 8-8-6-1 | 1 | 40.8 |
勝ち時計 3分18秒9
1000m通過 64秒1
ラップタイム 13.2 – 12.6 – 12.0 – 13.1 – 13.2 – 13.5 – 14.5 – 14.3 – 13.5 – 13.0 – 13.1 – 12.9 – 13.4 – 12.7 – 13.9
単勝 ⑬ 450円
馬連 ④-⑬ 10,660円
3連単 ⑬-④-⑭ 559,700円
2017菊花賞のレース回顧 夏の上がり馬・キセキの勝利で幕を閉じる
この菊花賞では不良になった馬場の中、夏の上がり馬のキセキの勝利で、クラシックは幕を閉じました。
3歳牡馬は春から混戦模様で、ダービーこそ2・3・1番人気の順での決着でしたが、
皐月賞は9・4・12番人気での決着で、この菊花賞ではダービー上位3頭が不在。
そしてこの菊花賞では、夏の上がり馬としてはキセキとミッキースワローがいましたが、
そのミッキースワローがここで勝ち名乗りを上げ、菊花賞は1・10・13番人気での決着になりました。
レースは不良にまで悪化した馬場の中、②ウインガナドルの逃げで落ち着くかと思われましたが、
⑱マイスタイルが外から徐々に進出して逃げる形になりました。
ペースとしては最初の1000mは64秒1と、時計だけを見ると遅いようにも思いましたが、
逃げたマイスタイルは、向こう正面で徐々にポジションが下がる形になり18着としんがり負け。
2番手を追走した②ウインガナドルは16着、
3番手を追走していた⑦アダムバローズは17着で、
4~6番手を追走していた③スティッフェリオ、⑩ベストアプローチ、⑤トリコロールブルーはそれぞれ14着、13着、15着と、
序盤に前につけていた馬は全て沈んだことからすると、結果から見ればということになりますが、
不良馬場の3000mとしては⑱マイスタイルが逃げたことで流れは速くなったように思います。
そして最後の3~4コーナーでは、先団につけていた上記の馬の外から、
第二波と思えるダンビュライト以下の後続が押し寄せる展開になり、先行勢はここで脱落。
その馬群の大外からキセキが突き抜け、早めに前に取りついたクリンチャーが2着を確保し、
馬群の内で手応えの良かったポポカテペトルが内から粘って3着。
上がりの時計も40秒前後と、ここまで馬場が悪くなったことも波乱の要素になった印象があります。
また2番人気のアルアインも、良い位置で直線を迎えたように思えましたが、5着争いにハナ-ハナ差の7着。
3番人気のミッキースワローも、直線で伸びるかと思われましたが、同じく5着争いにハナ差の6着と共に5着争いまで。
ただこの菊花賞だけを見れば、この2頭の不良馬場の成績としては0-0-0-1として出てきますが、
3000mの不良馬場であそこまで勝負をしていれば充分に重馬場はこなす印象はありましたので、その点は覚えておきたいと思います。
2017菊花賞 私の馬券の結果
私の菊花賞の予想はこちらになります。↓
力関係の把握が難しかったことや、重馬場が予想されることから、
私は③スティッフェリオを本命にした馬連を買うことにしました。
前走のセントライト記念が中山開催の2週目の競馬で、内が有利だったと思いますが、
その中で大外の15番枠からの競馬で、その分の不利があっての4着なら力はあるように思えましたし、
菊花賞が京都開催3週目の7日目。
まだ内が良いと考えていましたので、3番枠も好枠だと考えていました。
そして馬券を買う時には万馬券がめじろ押しで、皮算用ですが「これが当たれば・・・」と楽しみにしていたんですけど、
先ほども書きましたが前に位置していたこともあるのか、14着と大敗。
直線でも叫ぶことなく「あ~」という感じで終わったのは残念なところで、
せめて「3残れ!」とか「差せ!」とか何か言いたいところでしたが、
それも言えず、というのは何とも残念な菊花賞になりました。
また台風が来ていましたので、不良馬場で内が悪くなることまでを想定していなかったところもあり、
京都開催の3週目ということで、まだ内が良いと思った状態で予想を書いていました。
ただここまで馬場が悪化すると、競馬が進めば普段に比べても内が悪くなると思いますし、
コースは内ラチに向かって徐々に下っていますので、その分内に水が溜まりやすく走りにくくなることもあるのかもしれません。
(JRAのホームページから、競馬場・ウインズ等→各競馬場→コースと進んでいただくと、
下の方に「走路断面図」があります。中には「走路断面図」が無い競馬場もあります。)
そう考えると枠は外の方が有利だった面もあったと思いますし、
キセキは少し引っかかる面があるとネットのニュースでも見ましたが、
ペースが速い流れになれば、引っかかる馬でもその心配がなくなることが、予想の際には抜けていた面がありました。
ペースは若干速くなるかと思っていましたし、その上でキセキの評価を下げたことは悔やまれる点です。
ただ今回は重馬場での3000mを意識すると、実績上位の馬が力を発揮できないケースもあると思いましたので、
(時計が速くならなければ勝負になる実績下位の馬がいるなど)
ここは穴狙いの馬券を買いたいと思いましたので、その点は仕方ないと思います。
また有馬記念では菊花賞馬としての先輩、キタサンブラックが引退しますので、
菊花賞馬としてキセキもその強さに磨きをかけて、競馬界を引っ張る存在になって欲しいと思います。