この日曜日には東京競馬場を舞台に、秋の古馬王道路線の第一章、天皇賞秋が行われます。
キタサンブラックがここから始動して、GI馬8頭が揃うという豪華メンバーの中で、
今年はどんなドラマが待ち受けているでしょうか?また天皇賞秋の展開は?
ここでは天皇賞秋の展開を予想しながら、有力馬を見ていき馬券予想をしていきたいと思います。
目次(複数ページに分かれた記事もあります)
2017天皇賞秋!展開は?使用コースは?
まず天皇賞の秋が行われる東京競馬場の芝コースを見ていきたいと思いますが、東京競馬場は今週からBコース使用になります。
Bコース使用に変わることで馬場は内が良くなると思いますが、
ただこの日曜日も天気は雨予想で、天皇賞秋のレースまでにどれだけ内が悪くなるか?
その点が難しい所で、雨の場合には馬場の悪化が進みやすくなると思いますので、
週末の雨の降り具合よっても変わってくると思いますが、
多少内が荒れてきて内外の有利不利はなくなる程度になるという前提で予想したいと思います。
ただ内外の有利不利については、当日の雨やレースを見ながら判断していただければと思います。
また天皇賞秋の行われる東京2000mの舞台は、ご存知のようにスタートしてすぐに2コーナーを迎えるコースレイアウトになっています。
スタートから最初のコーナーまでの距離は、レースの流れに関係してくると思いますし、
最初のコーナーまでの距離が短い場合には、コーナーワークでのロスを避けようと、
逃げ・先行争いが起こりやすく、速いペースになりやすいと思います。
ただこの点はそのレースの出走頭数や、逃げ・先行馬の多さなどにも関係してきますので、
必ずしも上記のようなことが当てはまらない場合もあります。
またレースの流れは馬場状態が影響する場合もあります。
雨予想ですので重馬場になると思いますが、
馬場が重たい場合には前が有利になりますので、前が有利と多くのジョッキーが考えるようになると、
結果的に前に行こうとする馬が多くなり、レースの流れが速くなることもあります。
ただこの点も逃げ・先行馬のジョッキーによるところがあります。
そこで今回の天皇賞秋のメンバーを見ると、逃げるのは⑪ロードヴァンドールになると予想されます。
先行勢は多くはありませんが、雨で馬場が荒れるとしても東京2000mの最初のコーナーに限っては馬場は内が良いままだと思います。
3~4コーナーなら他のレースでも使用しますが、東京2000mの最初のコーナーはこのコースでしか使われませんし、
天皇賞秋を含めて土日で東京2000mは3戦で、天皇賞秋まで2戦しか使われませんので、
最初のコーナーの芝の状態は内も良い状態だと考えられますし、そうするとコーナーでのコースロスを嫌気して先行争いが多少起こりやすくなるかもしれません。
(追記:AコースからBコース使用に変わった場合、芝コースは全面的に外に張り出すのかと思っていましたが、
Aコース使用のレースとBコース使用のレースを改めて見比べてみますと、
東京2000mのスタートから2コーナーまでの芝コースに関しては、外に張り出されずにレースが行われていました。
記載内容に誤りがありましたことを深くお詫び申し上げます。)
また雨でのレースになりますので、場合によってはレースの流れが速くなることもありますので、
個人的には多少速いペースになることを予想しています。
(あくまで個人的な予想です。)
ただレースの流れはジョッキーの胸一つという面もありますので、幅広くレースの流れを考えていただければと思います。
2017天皇賞秋!キタサンブラックなど有力馬は?
GI5勝馬 王者キタサンブラックの始動
キタサンブラックは宝塚記念からの直行でこの舞台に登場してきます。
休み明け自体を苦にする馬ではありませんが、宝塚記念の惨敗は気になるところで、
様々な要因があるのかもしれませんが、他馬のマークがキツくなった面もあったと思いますし、
春の天皇賞の激走の疲れや反動もあったように思います。
中間の様子は元気いっぱいのようで、能力を発揮できるとは思いますが、
これだけ強いためにマークは集中すると思いますし、マークが厳しくなった場合にどうか?という不安もやはりあると思います。
他の陣営がどういった競馬をするのか?その時に武豊ジョッキーはどうするのか?
その点は非常に興味深い一戦になります。
あとは重馬場での成績としては、この馬の場合にはやや重の経験までで成績は1-0-1-1。
勝ち鞍は新馬戦の時で、前走の宝塚記念9着は春の天皇賞の反動はあったと思いますし、3着は昨年の宝塚記念になりますので、
個人的には重馬場はこなせるのではないか?とは思います。
また有馬記念までの3戦でどんな戦いを見せてくれるのか?
その点を楽しみにしたいと思います。
国内GI初制覇なるか?リアルスティール
キタサンブラックと同世代のリアルスティールは、前走の毎日王冠を快勝してこの舞台に登場します。
キタサンブラック、リアルスティールの世代はドゥラメンテがいた世代で、
リアルスティールはダービーこそ4着だったものの、
皐月賞はドゥラメンテの2着、菊花賞はキタサンブラックの2着と、
同世代の強力なライバルを前に、クラシックでは惜敗しています。
また宝塚記念を勝ったサトノクラウンも同世代で、こうして現5歳世代のメンバーを見ると錚々(そうそう)たる顔ぶれで、
いつかこの世代も最強世代だった。
そうした声が上がっても不思議ではないのかもしれません。
強力なライバルを前に惜敗が続いてきましたが、昨年の天皇賞秋はぶっつけでの挑戦での2着。
今年は毎日王冠を使っての参戦で、その毎日王冠を快勝しましたので、昨年とは状態が違うことがうかがわれます。
またこの4番枠も東京2000mの舞台では好枠ですが、雨でどれだけ内が悪くなるかも気になるところです。
重馬場についてはレース経験がありませんので判断が難しい所ですが、
中間の会見ではパワーがあるので馬場は不問だというコメントは出ていましたので、あまり気にしなくても良いのかもしれません。