今週はひとまずGIはお休みですが、3連休で3日間競馬が開催され、
日曜日には東京競馬場でアルゼンチン共和国杯が行われます。
ここからダービー2着馬のスワーヴリチャードが始動し、
3連勝の3歳馬セダブリランテスもこの舞台に参戦してきます。
3歳馬と古馬との力関係が難しい点ですが、ここではレースの展開予想と共に有力馬を見ていきながら馬券の予想をしていきたいと思います。
目次(複数ページに分かれた記事もあります)
2017アルゼンチン共和国杯 使用コースは?レース展開は?
(出典「photoAC」)
この週末は、先週に引き続き東京競馬場ではBコース使用となります。
先週の天皇賞秋では、パワーがあったからできたことかもしれませんが、
結果として内を通ったキタサンブラックが勝利しました。
またこの土曜日の競馬を見ても最内を通った馬が上位に来るケースもありますが、
多少は外をまわった馬も上位に来ていましたので、内外の有利不利は必要以上には考えなくても良いのかもしれません。
(あくまで個人的な見立てです)
またアルゼンチン共和国杯の舞台となる東京2500mのコースレイアウトは、
スタートしてから最初のコーナーまでは約450mと距離がありますし、スタート地点は直線の上り坂からになります。
スタートからコーナーまでの距離はレースの流れに影響すると思いますが、
この距離が短い場合には、コーナーでのコースロスを避けるべく、先行争いが起きやすくレースの流れは速くなりやすいと思いますが、
東京2500mの舞台はスタートしてから最初のコーナーまでの距離が長いですので、
レースの流れとしては落ち着きやすくなると思われます。
ただこの点はそのレースの出走頭数や、逃げ・先行馬の兼ね合いによって変わることもあります。
そこで今回のレースのメンバーを見渡してみると、どの馬が逃げるのか?その点も難しいところで、
②のマイネルサージュは最近は出が悪く後方からの競馬になっていますが、前で競馬をすることもある馬で、
枠なりにこの馬が逃げる可能性も無くはない気もしますし、
⑬ハッピーモーメントも前で競馬をする馬で、終始外で競馬をすることを嫌うなら逃げることもあるかもしれませんし、
⑧カレンミロティックは過去に逃げたこともありますので、この馬が逃げるのかもしれません。
個人的には逃げ馬探しにも苦労しますので、序盤からペースが上がることはないと思われますし、
押し出されるようにハナに立つ馬が逃げることになると思いますので、
この距離らしくスローペースでの競馬になると予想します。
ただレースの流れは、逃げ・先行のジョッキーの判断で決まる部分も大きいと思いますので、
レースの流れは幅広く考えていただければと思います。
2017アルゼンチン共和国杯 スワーヴリチャードなど有力馬は?
ダービー2着馬 スワーヴリチャード
ここからは有力馬を見ていきたいと思いますが、
ダービー2着馬のスワーヴリチャードがこのアルゼンチン共和国杯からの始動になります。
ダービーでは2着になり3歳馬の中では実績上位の馬ですが、
個人的にはダービーの時には芝の内も良かったと思いますので、内目の4番枠も着順に影響したと思います。
ただ内で器用に競馬ができることを証明してもいますし、このアルゼンチン共和国杯でも4番枠を引きました。
あとは古馬との力関係がどうか?という点が難しく判断に迷うところで、
単勝人気は土曜日の時点では2倍を切るほどの人気ではありますが、
(11月4日午後4時のオッズです)
ただまだ古馬とは未対戦の中で、ここまで評価することには個人的には疑問もあります。
もちろん未知の魅力はありますし、古馬は強力なメンバーがズラリと揃っているというわけではありませんので、もしかするとアッサリと勝つかもしれませんが、
ここまで人気になるのなら、ということにはなるのですが、オッズとの兼ね合いで考えると個人的にはここは少し評価を下げたいところです。
3連勝の3歳馬 セダブリランテス
また3連勝の活きの良い3歳馬、セダブリランテスもこの舞台に登場してきます。
新馬戦からラジオNIKKEI賞までの3連勝を飾っていて勢いがあるように思えます。
ただ個人的にはまだこの馬は3歳馬のトップクラスともまだ未対戦ですし、
3歳牡馬は小粒だと言われてきた中で、ここまで戦ってきた相手はそれほど強くはないようには思えます。
また当初はセントライト記念→菊花賞を予定していたようですが、挫跖で回避しているという面もあります。
もちろん3連勝するだけでも難しいことですし、全て僅差の勝利とはいえ勝ち切ることに意味はありますが、
まだ先がある馬だとは思いますし、ここでは力関係としては若干評価を下げたいとは思います。
ただここはハンデ戦で同世代のスワーヴリチャードよりも2キロ軽い斤量で、
馬場も内はまだそれほど悪化していないようですので、
この1番枠を活かして前目の内でじっとして、ここで良い競馬をする場面もあるかもしれません。