本日行われたアルゼンチン共和国杯は、1番人気の3歳馬スワーヴリチャードが古馬を相手に勝利を収めました。
2着に入ったのは7番人気のソールインパクトで、準オープンの身での重賞2着となり、
3着にはこちらも3歳馬のセダブリランテスが入線することに。
ここではアルゼンチン共和国杯のレースを振り返ると共に、私の馬券結果も振り返りたいと思います。
目次(複数ページに分かれた記事もあります)
2017アルゼンチン共和国杯のレース回顧 スワーヴリチャード古馬を撃破!
本日行われたアルゼンチン共和国杯では、ダービー2着からの参戦となったスワーヴリチャードが1番人気となり、
その人気通りに1着となり、古馬を撃破することになりました。
レースでは先団を見る形で中団のやや前でレースを進め、終始内でのレース運びに。
直線で仕掛けられると手応え充分に進出を開始し、
レースを見ていると直線の途中からは「もうこの馬が勝つな」という余裕のあるレースぶりでした。
個人的にはレース前から、このレースは古馬の層は薄いという印象を持ちましたが、
勝ち時計の2分30秒0は、東京2500mのレコードタイムに0.4秒遅いだけの優秀な勝ち時計ではありました。
終始内を通ってのレース運びをしたとはいえ、ジョッキーも目一杯追っていない中でのこのレースぶりは、身体能力の高さを見せつけた感もあります。
またラップタイムを見ると、
7.4 – 11.3 – 11.2 – 12.2 – 12.1 – 12.3 – 12.2 – 12.1 – 11.8 – 11.8 – 11.9 – 11.6 – 12.1
序盤はどの馬が逃げるかも決まらないような形でのスタートでしたが12秒後半というラップはなく、
中だるみのないペースになり、スタミナのない馬には厳しい流れになったと言えますし、
後方からの差し馬にとっては、脚をなし崩しに使わされる展開になったと言えると思います。
またレース後のコメントを見ると、カレンミロティックの池添ジョッキーからは以下のようなコメントが。
゛瞬発力勝負は苦手なので、ペースを落とさないよう逃げ馬にプレッシャーをかけていい形で進められました。゛
(引用元:ラジオNIKKEIホームページ http://keiba.radionikkei.jp/keiba/post_13153.html)
競馬の流れは2番手の馬が決めるという内容の話を、以前に福永ジョッキーが話していたのを聞いた記憶がありますが、
コメントを聞くと、なるほどな~と思わされました。
また2着に入ったのは7番人気のソールインパクト。
準オープンの身での挑戦でしたが、前でのポジションでの競馬で53キロの軽量を活かしたレース運びで、
よどみのない流れになったことは先行したこの馬にとって良かったかもしれませんが、
スタミナがなければ厳しい流れでもあり、軽量があったとしてもこの馬のスタミナも活きた印象はあります。
3着に入ったのは勝ち馬と同じ3歳馬のセダブリランテス。
1番枠で内々を通りながらのレース運びができたことも好結果につながったと思いますし、
このレースを含めてまだキャリアは4戦で、今後の伸びしろも楽しみな一頭です。
4着に入ったのは2番人気のアルバート。
内を通った馬が上位に来た中で、11番枠からコーナーで外をまわらされたことも結果に影響したと思います。
またスタミナを要求される流れの中でのトップハンデの58.5キロも差し脚が多少鈍った原因のように思えますし、
馬券圏内には入れませんでしたが、いくつかの不利な要因があった中での4着は、負けて強しという印象はあります。
2017アルゼンチン共和国杯 私の馬券結果
私の事前の予想はこちらになります。↓
力関係では古馬ではアルバートが実力上位だと考え、アルバートを本命にした馬連の馬券を買っていましたが、
トップハンデもあったのか4着までという結果に。
それでも直線では来るか?と思える競馬をしてくれましたので、
馬券は外しましたが、それなりに競馬を楽しむことはできた方だったな~と思います。
またスワーヴリチャードは古馬とは未対戦なのに人気をしすぎている印象もあり、
オッズからスワーヴリチャードを嫌ってしまった面はありました。
ただ私の場合は人気しすぎている馬を疑ってみたくなる傾向はありますし、
人気している馬から買っても配当が低くて面白くないということ。
またそれなら別の力のありそうな馬から買って、高配当を狙った方が面白いと心のどこかで思っているフシもあります。
結果を見てみるとスワーヴリチャードは強かったな~とは思いましたが、
事前の予想では、なかなかスワーヴリチャードからは買いづらかった、というよりも、
買いたくなかったという気持ちが出てきたのは仕方なかったかな、と思います。
また私は馬連を買うのですが配当も1840円でしたので、これなら外しても、と開き直れる結果ではありました。
ただスワーヴリチャードは時計を見ると力を示した印象はありましたし、
次走は古馬GIに挑戦するのかもしれませんが、トップレベルの古馬との対戦は今から楽しみになりました。
またスワーヴリチャードがこの強さなら、レイデオロは?という興味も。
キタサンブラックはGIを6勝するほどの強い馬ですし、
3歳の牡馬は小粒な印象もありましたが、3歳牡馬の見方を変えた方が良いのかも?と思ったアルゼンチン共和国杯でした。