エリザベス女王杯レース回顧2017 モズカッチャンの初GI制覇! | 穏健なる競馬のブログ

エリザベス女王杯レース回顧2017 モズカッチャンの初GI制覇!

本日行われたエリザベス女王杯は、5番人気のモズカッチャンの勝利で幕を閉じました。

2着に粘ったのは9番人気のクロコスミアで、3着にはミッキークイーンが入り、

1番人気のヴィブロスが5着だったことで馬券もやや波乱の結果に。

ここではエリザベス女王杯のレース回顧と共に、私の馬券の結果を振り返りたいと思います。

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2017エリザベス女王杯レース回顧 モズカッチャンの初GI制覇!

本日のエリザベス女王杯は3歳のモズカッチャンが初のGIタイトルを獲得しました。

レースは④クロコスミアが逃げるかと思われましたが、最内から①クイーンズミラーグロが逃げる展開に。

スローを見越しての動きだったのかもしれませんがその後はレースは淡々と流れ、

前半1000mは62秒0、勝ち時計も2分14秒3とスローな流れになりました。

1~2着馬、4~5着馬は、2~5番手あたりで競馬をしていた馬で前残りの展開になりましたし、

4~5番手の内を追走していたモズカッチャンにとっては、この遅い流れも味方したと思います。

またこれまでもオークスや秋華賞で内枠からのレース運びで結果を出していましたので、

勝ったモズカッチャンの競馬の上手さが活きたという印象もありました。

2着に入ったのは2番手を追走していた9番人気のクロコスミア。

道中では掛かる素振りを見せながらも2着に好走。

結果的にはこの馬もスローな流れが味方した印象もありますが、

オークスまで勝ち馬のモズカッチャンに騎乗していた和田ジョッキーにとっては、悔しいクビ差だったかもしれません。

また3着に入ったのはミッキークイーン。

最後の直線では猛然と追い込んできましたが、2着争いにはハナ差届かず昨年と同じ3着止まりにはなりました。

ただレースの流れが遅く前残りの展開になったことを考えれば、負けて強しと言える内容だったと思いますし、

次走にも期待したいと思います。

また1番人気のヴィブロスは5着という結果に。

ドバイターフ勝ちの実績がありましたし、前走の府中牝馬Sを叩いて上昇することを私も期待していましたが、

スローの前残りの展開の中で、前で競馬をしての5着という結果には、多少物足りなさが残る結果だったと思います。

ただ2000mまでの勝ち鞍はあっても、それを超える距離では今回は初めてでしたし、

レース後にはルメールジョッキーも以下のようなコメントを出していました。

゛ずっとハミを取ってリラックスして走れませんでした。最後はエネルギーがなくなってしまいました。2200メートルは少し長いのかもしれません゛

長い距離でのスタミナ、という面で長いのかもしれませんが、

今回のレースは前半1000mが62秒0というスローな流れでしたので、

スローペースになった時に落ち着いて走れるような気性ではない面が今回は響いたのかもしれません。

また2番人気のルージュバックは9着という結果に。

前走のオールカマーを勝ち久々の勝利を挙げて、また鞍上にライアン・ムーアジョッキーと期待が高まる流れではありましたが、

レース後には゛スタートが速くなくていい位置を取れませんでした。゛とコメントが出ていましたので、

今回に関しては後方から競馬を進めたこの馬にとって、前残りの展開が全てだったように思います。


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2017エリザベス女王杯 私の馬券結果

また私のエリザベス女王杯の予想はこちらになりますが↓

この日曜日には牝馬の頂上決戦、エリザベス女王杯が行われます。 GIとしては久しぶりに好天に恵まれそうで、 また3歳牝馬では秋華賞...

私は⑪ディアドラを本命にした馬連の馬券を勝っていました。

3歳牝馬としてはタフなローテーションでの競馬で春からまずまずの結果を残していましたし、

前走の秋華賞でも強い競馬でもありましたので、3歳馬なら実績上位と考えていました。

またここが4戦目というローテーションは気になりましたが、

春にもキツいローテーションをこなせていたこの馬なら大丈夫ではないか、とも思いました。

ただ個人的には中団辺りでレースを予想していましたが、ディアドラは後方2番手からレースを進めていましたので、

前残りの展開の中ではさすがに位置取りが後方すぎた印象ではありました。

またレース後には以下のようなコメントが出されていました。

゛スタートから全然前へ進んで行きませんでした。なぜなのか分かりません゛

自分から前に進まなかったとすると、ここが4戦目というローテーションでしたので、

結果から考えるとやはり見えない疲れがあったのかもしれません。

春も厳しいローテーションではありましたので、ゆっくり静養して力のある姿を再び見せて欲しいと思います。

また個人的にはGI2着が3度あるリスグラシューも気になりましたが、

これまでも出遅れることがあった馬ですが、今回も少し出負けする形でのレースになり後方からの競馬になってしまいました。

今回は初めて掲示板を外す8着という結果でしたが、このスローの前残りの展開の中ではやむを得ない結果だったとも思います。

現時点では出遅れることがある点やエンジンのかかりの遅い面があるようですが、

力はある馬ですので、今後そうした面が解消されて競馬が上手くなってもらえたらと思います。

またレースの流れとしては個人的にはスローから平均的なペースまであると予想していましたが、

ここまでスローの前残りという流れまでは考えていなかった面もありました。

また事前の予想では先行馬でも瞬発力勝負に劣る馬の場合、スローの瞬発力勝負だと分が悪い面があるとも書きましたし、

実際に前をつつくレースをジョッキーがする場合もあります。

通常ですとスローなら馬群はダンゴ状態になりますし、

前との距離が短ければ瞬発力勝負で差し馬が差し届く場面は、今年のヴィクトリアマイルのように確かにあると思います。

ただ今回はスローペースな中にも馬群は縦長でしたので、それが前残りの展開になった部分もあったように思います。

またこのスローの縦長の展開の中で前残りになったことはもちろんですが、

そのために掛かる馬が出てきたり、力を発揮できない馬がいたりと、

レースの流れが競馬に与える影響の大きさも改めて考えさせられました。

また自分でひっそりと馬券を買うなら、スローの前残り!など決め打ちをして馬券を買えるとは思いますが、

正直に言えばこうしてネット上に事前に自分の予想を書くということになると、

どこかで守りに入る部分があると言いますか、スローの前残り!などと決めて予想することの難しさを感じる部分があります。

書いたような展開にならないこともありますし、レースの流れはその時々でジョッキーが何を考えてどう判断するか?

そうした面に左右される面があるように思えますので、

決め打ちするよりも、心のどこかで幅広くレースの流れを書いておきたい気持ちが出てくる気がします。

その意味では予想することそのものの難しさもありましたが、予想を人に見せることの難しさも感じたエリザベス女王杯になりました。

(コメント引用元:スポーツ報知 http://www.hochi.co.jp/

 ラジオNIKKEI 競馬実況WEB http://www.radionikkei.jp/

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