本日行われた阪神ジュベナイルフィリーズでは、オルフェーブル産駒のラッキーライラックが3連勝での戴冠を果たすことになりました。
2着に入ったのはリリーノーブル、3着はマウレアと2連勝馬が上位を独占する形になりましたが、
同じく2連勝馬だった1番人気のロックディスタウンは9着と初めての敗戦を喫することに。
ここでは阪神ジュベナイルフィリーズのレース回顧と私の馬券も振り返りたいと思います。
目次(複数ページに分かれた記事もあります)
阪神ジュベナイル2017レース回顧 ラッキーライラックの戴冠!
レースは5番のラスエモーショネスの幸ジョッキーが手綱を押しながらハナを主張。
1番枠で逃げるかとも思われていたサヤカチャンは控える形でレースを進め、序盤は隊列がスンナリ決まったかのように見えましたが、
徐々に17番のコーディエライトが前に取りつき、逃げるラスエモーショネスに馬体を併せる形になりました。
最初の800mは47秒7で後半800mが46秒6と、前半の方が遅いタイムではありましたが、
逃げたラスエモーショネスにとっては辛い展開になったと思いますし、前に行った馬は2番ラテュロスの6着が最先着という結果になっています。
ラスト3ハロンは11.9 – 11.0 – 11.5と11秒台が並んだ瞬発力勝負の中で、先行していても瞬発力が劣る場合には残りにくい展開だったということなのかもしれません。
そんな流れの中、勝ったラッキーライラックは中団からレースを進め、コーナーでは外目を追走してレースを進めていきます。
最後の直線でも外に持ち出すと、後は前を行く馬を捕らえるだけという競馬で、
ラスト3ハロン33秒7という差し脚を繰り出すと、前を行くリリーノーブルを3/4馬身置き去りにして、3連勝でのG1制覇となりました。
2着になったのは3番人気のリリーノーブル。
道中は好位の外目で競馬を進め、上がり33秒9という差し脚で先行勢を置き去りにしていきますが、
外から差してきたラッキーライラックには交わされて2着という結果になりました。
中1週というローテーションではありましたので、その点は多少の影響があったのかもしれません。
また3着に入ったのは4番人気のマウレアで、3着までは結果から見るとやはりと言いますか、2連勝していた馬が独占することになりました。
道中では勝ったラッキーライラックとほぼ同じような位置取りで、4番枠からコーナーでは内から馬群の中ほどに持ち出しながらの競馬でしたが、
最後の直線では前が開かずに追いづらい場面があったようには見えましたが、
゛まだ追ってから遊ぶところがあって、グッとくる所がありません。゛
というレース後のコメントを聞くと、現時点ではまだ気性的に幼い面があるのかもしれませんし、今後の気性の成長に期待したいと思います。
また1番人気だったロックディスタウンは9着という結果に。
道中は3~4番手の外目を追走していましたが、レース後にはルメールジョッキーは以下のようなコメントを出していました。
゛あまりリラックスしていませんでした。あと200メートルでバテてしまいました゛
今回はその点が最後の伸びに影響したとは思いますが、
まだ若い2歳牝馬ですので徐々に競馬を覚えていって、来年のクラシックをにぎわせる存在になってもらえたらと思います。
またブエナビスタの娘、ソシアルクラブは8着という結果に。
後方からの競馬でしたが直線で外に持ち出されても伸びを欠く結果になりましたが、
まだ新馬戦を勝っただけでもあり、さすがに1戦1勝の身では荷が重かったとは思いますし、今後の成長に期待したいと思います。
阪神ジュベナイル2017レース回顧 私の馬券の結果
ちなみに私の事前の馬券予想はこちらになりますが、
7番のリリーノーブルを本命にした馬連の馬券を買っていましたので馬券は的中はしたものの、
私の場合は幅広く流し馬券を買って、2千円~5千円あたりの配当を狙いながらも、あわよくば万馬券を!というスタンスで、
今回も9点の馬券を買っていましたが、2~3番人気の馬の決着でしたので馬連920円の払い戻しという結果になりました。
当たったことは良かったのですが、ラッキーライラックが直線で伸びてきた時点で、すでに喜びは半減という結果になりました。
(あくまで馬券的な点では。)
また結果から見ると2連勝の馬だけで決まりましたし、馬券を絞って買う、ということも考えなくはないのですが、
絞ったら絞ったでこれが裏目に出て波乱のレースになることもありますので、
ここはスタンスを変えずに、今のスタイルで買い続けようと思います。
個人的には金額や馬券の買い方については、いつも同じにしておけば、
今回はどうしよう?という部分で頭を悩ます必要はないのかな?とは思います。
またレースの展開も予想していましたが、あまりスローにはならず平均的なペースから若干速いペースまでを見込んでいましたが、
序盤の隊列はすぐに決まったためか、前半と後半で比べると前半はやや遅い流れになりました。
この辺りは逃げ・先行馬のジョッキーのその時の判断が大きく関係してくることになりますので、やはり展開予想の難しさを痛感します。
また3着に入ったマウレアは、前走でゴチャついた競馬をしたことで、競馬に嫌気が差していないかと気になりましたが、
今回のレースを見るとそうしたことはなさそうですし、気性面の成長が待たれるところです。
そしてこの秋に続いていた外国人ジョッキーのG1勝利にも、ついに終止符が打たれ、
とはいっても今回は外国人ジョッキーはルメールジョッキーだけでしたので、
今後の日本人ジョッキーの奮起にも期待したいところです。
(コメント引用元:ラジオNIKKEI 競馬実況WEB http://keiba.radionikkei.jp/)