有馬記念・枠順2017 キタサン2番~その他有力馬の枠順を検討 | 穏健なる競馬のブログ

有馬記念・枠順2017 キタサン2番~その他有力馬の枠順を検討

有馬記念の枠順が確定し、キタサンブラックは2番という好枠を引きました。

またジャパンカップを制したシュヴァルグランは10番、

3歳馬のスワーヴリチャードは14番、サトノクラウン12番など外目の枠を引くことに。

ここではそれぞれの有力馬の有馬記念の枠順を検討したいと思います。

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有馬記念2017枠順確定!キタサンブラックは好枠の2番枠

キタサンブラックは引退レースとなるここでも好枠の2番枠を引きました。

中山コースはこの週末もAコース使用で、12月の開催はずっとAコース使用になりますが、

有馬記念の舞台となる中山の内回り2500mでは、スタートして早い段階で3~4コーナーを迎えますし、

6つのコーナーを回る中山2500mだけに、枠は内の方が良いと思います。

またキタサンブラックは天皇賞秋のようなアクシデントがなければ、普通は前で競馬をする馬ですし、

今回も普通に考えれば逃げる競馬をすると思われますが、スンナリと逃げるためにも内枠の方が良いはずで、

宝塚記念は出走馬11頭の中で10番という枠順で、春の天皇賞の反動もあったのか行きっぷりも良くありませんでしたし、

そのせいか道中では外からサトノクラウンから突かれる展開にもなっています。

あの時に内枠なら外からサトノクラウンが突いてきても、馬群の内に入っていれば受ける影響は少なかったようにも思いますし、

様々なことを考えてもこの2番という枠順は絶好だと思いますが、

引退レースに華を添えられるか?注目が集まります。

ジャパンカップを制したシュヴァルグランは10番

またジャパンカップを制したシュヴァルグラン10番という枠を引きました。

先ほども書きましたが、有馬記念の行われる中山の内回り2500mという舞台設定を考えると、若干外目の枠を引いた印象を持ちますし、

少なくとも最初の3~4コーナーではコースロスが出てくるとは思いますし、

前走のジャパンカップは1番枠から終始内ラチ沿いを通れたことも勝因の一つではあったように思います。

ただ普通にキタサンブラックが逃げる展開になれば、キタサンブラックの武豊ジョッキーもそれほどスローペースには持ち込まないとは思いますし、

(スローに持ち込めばそれだけ突かれるなどプレッシャーをかけられるリスクは高まりますので)

そうなるとある程度のペースでレースの流れを刻んでいき、馬群が縦長になればその後は外をまわるコースロスは小さくなるとは思いますし、

2500mの距離があれば、どこかで内に潜るこむことは可能かもしれません。

前走のジャパンカップでG1初勝利を挙げましたが、G1連勝なるか?注目されます。


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ダービー2着馬スワーヴリチャード 14番

また3歳馬で前走のアルゼンチン共和国杯を快勝したスワーヴリチャードは、14番という枠を引きました。

この馬はダービーでも前走のアルゼンチン共和国杯でも4番枠、

また2月の共同通信杯でも1番枠と内目の枠で好走していましたので、内で上手く競馬ができることは証明しています。

その意味ではこの馬も内枠の方が、とは思いましたが、16頭立ての14番枠は外すぎる枠を引いた印象はあります。

2500mありますのでどこかで内に潜り込むことは可能かもしれませんが、

少なくとも最初の3~4コーナーは外をまわらされるコースロスは出てくると考えられます。

ただ外枠なら差し馬にとっては捌くことに手間取るという場面は少なくなるとは思いますし、

この秋はアルゼンチン共和国杯のみの出走だけで充分に余力はあると思いますが、どうなるでしょうか?

宝塚記念馬サトノクラウン 12番

また宝塚記念馬のサトノクラウン12番という枠順を引きました。

先ほどのスワーヴリチャードと同様に枠順を見ると少し外目の枠を引いた印象を持ちました。

やはり中山の内回り2500mというコースですので、最初の3~4コーナーではコースロスは出てくるとは思いますし、

その意味では好枠を引いたキタサンブラックと比較するとどうか?という印象はあります。

ただコース形態は違うとはいえ、宝塚記念の時には11頭中11番という大外の枠から道中ではキタサンブラックを突きながら勝利を収めています。

またダービーではレイデオロは12番枠から道中外から動くことができましたが、内枠だったらそうした競馬は難しかったようにも思います。

枠の内外も展開によってどう転ぶかは分かりませんが、

普通にキタサンブラックが逃げる展開になれば、武豊ジョッキーの刻むペースは少なくとも平均的なペースになるとは思いますし、

そうなると外から突くことは難しくなるようには思います。

ただ反対に縦長の展開になれば外をまわらされるコースロスはそれだけ小さくなるとは思いますし、前走のジャパンカップは天皇賞秋での反動があったようには思いましたが、

それだけにあまり走ってはいないとは言えるとは思いますので、この枠からグランプリ連覇なるか?注目されます。

その他の内目の枠で気になる馬

内目の枠に入った馬で個人的に気になるのは、1番枠ヤマカツエースで、

東京コースでは0-0-0-5の成績ですが、中山コースでは2-0-0-1という成績で、中山コースに良績を残してはいます。

有力どころに比べるとコースロスなく運べる枠を引いていますので、その分の利は見込めると思いますし、昨年の有馬記念も4番枠から4着と好走しています。

またシャケトラ7番とまずまずの枠を引いた印象を持ちます。

春は日経賞までは上がり馬の一頭と目されていましたが、

その後はG1を4戦して9着、4着、15着、11着と厚い壁に阻まれている結果となっていて、

ただ日経賞では同じ中山2500mという舞台で勝利を挙げています。

あとは牝馬になりますが、3番クイーンズリングは昨年のエリザベス女王杯以降は勝利から遠ざかっていますが、

そのエリザベス女王杯では3番枠から内で上手く立ち回り、最後の直線でも馬群の間から割ってくる競馬を見せていて、

これらの内目の枠を引いた馬たちが、枠を活かしてどのような競馬を見せるのか?その走りが注目されます。

また枠順を見てみると、キタサンブラック以外の有力馬は外目の枠を引いた印象を持ちましたが、

その他の陣営も当然ながら勝利を目指してきますので、

暮れのグランプリにふさわしい熱戦を期待しながら、今回の終わりとさせていただきます。

(追記)

有馬記念の最終予想はこちらになります。↓

この日曜日には年末のグランプリ、有馬記念が行われます。 このレースでキタサンブラックは引退。 この馬が引退レースで有終の美を飾る...
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