ホープフルステークス出走予定馬2017 ジャンダルムはどうか? | 穏健なる競馬のブログ

ホープフルステークス出走予定馬2017 ジャンダルムはどうか?

次の28日の木曜日には、今年最後のG1ホープフルステークスが中山競馬場を舞台に行われます。

年末最後のG1といえば有馬記念でしたが、今年から有馬記念後にもG1があり、

このホープフルステークスに出走を予定しているのは重賞勝ちで言えば、2戦2勝でデイリー杯2歳ステークスを制したジャンダルム。

その他では東スポ2歳ステークスでの2~3着馬のルーカスにシャルルマーニュ、京都2歳ステークス2着のタイムフライヤーなどが出走を予定しています。

ここでは直前に出走を回避する馬が出てくるかもしれませんが、現在の出走予定馬の中から有力馬を見ていきたいと思います。

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ホープフルステークス出走予定馬2017 ジャンダルムは?


(出典「photoAC」)

ジャンダルムは2戦2勝で、デイリー杯2歳ステークスを制してこの舞台に駒を進めてきます。

前走はスタートがあまり良くなく中団からの競馬になり、最後の直線では内から馬の間から割って出てきて勝利を飾りました。

若い2歳馬だけにまだ成長途上なのはどの馬にも言えることですが、小回りの中山の2000mでは器用さも求められると思いますし、前走の競馬を見ると現時点ではまだ多少は競馬が粗削りな部分があるようにも見えます。

その点は上手く立ち回る馬がいた場合に、その馬との比較ではマイナス材料になってくる場面はあるのかもしれません。

ただ新馬戦では前での競馬をしていましたし、前走はたまたま位置取りが悪くなっただけなのかもしれませんし、この辺りは若い2歳馬だけに本番でどうなるか判断することは難しい面はあり、賭けの要素になる点になります。

また新馬戦も前走のデイリー杯2歳ステークスも距離は1600mで、2000mは初めての距離になります。

前走後には「距離適性に関しては、東京2400mは何とか持たせたいですね。」と池江調教師のコメントがあり、徐々に距離を延ばしていきたい意向を示していて、

この中間にも様々な工夫で調教が行われているのかもしれませんが、ここは距離延ばしていくための試金石の一戦となるように思います。

東スポ2歳ステークス2着馬 ルーカス

またルーカスは前走の東スポ2歳ステークス2着から、この舞台に駒を進めてきます。

前走では最後方からの競馬で、最後の直線では徐々に外に持ち出すと外から差し込んできて2着を確保。

勝ったワグネリアンが強かった印象のあるレースでしたし、前走は前半の1000mが58秒5と速いペースになったこともこの馬には味方したと思います。

またこの馬の場合は新馬戦でも後方からの競馬で、ここでも後方から競馬を進めることが予想されますが、

先ほども書きましたが中山の小回りの2000mで多頭数でのレースでは、内を器用に立ち回れる馬との比較では、捌くのに手間取ったり外をまわらされたりするなどのマイナス材料がレースで出てくることはあるのかもしれません。

まだ若駒ですので今後も成長していくとは思いますが、現時点ではレースに行っての器用さやレースの上手さという点では、この馬の場合もまだ粗削りな部分はあるように思います。

ただ流れが速くなった場合には後方から差し届く場面も出てくるとは思いますし、差し馬ですのでレースの流れや展開に左右される面はある馬と言えます。

またこの馬は新馬戦も前走の東スポ2歳ステークスでも1800mの距離で、この距離でも後方から競馬を進める馬ですので、距離が延びて掛かるなどの心配はあまりないようには思います。


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東スポ2歳ステークス3着馬 シャルルマーニュ

またシャルルマーニュはその東スポ2歳ステークス3着から、このG1の舞台に挑戦してきます。

この馬はすでに5戦していてレース経験は豊富で、前走は3番手からの競馬で直線でもしぶとく脚を伸ばして3着を確保。

その前走は前半1000mが58秒5と速い流れになりましたし、その中で前で競馬をしての3着は負けて強しという印象はあり、

この馬はスタートも良く前で競馬ができる器用さを兼ね備えていますし、直線の短い中山では先行できる脚質に魅力も感じます。

ただこの馬も2000mの経験はなく、新馬戦におろした距離は1600mではあり、新馬戦におろす距離やその後に使われる距離はその馬の適性が考慮されているのだとは思いますが、

その意味では初の2000mがどうか?という点には若干の不安材料はあるのかもしれません。

とはいえその後に1800mに距離を延ばして3戦走っていますし、レースで走ってみて新味を出す場合もあるとは思います。

その意味では距離適性に関しては実際に走ってみないと分からない部分で賭けの要素になる点だと思います。

京都2歳ステークス2着馬 タイムフライヤー

またタイムフライヤーは京都2歳ステークス2着から、この舞台に駒を進めてきます。

前走は3番手からの競馬で、最後の直線で抜け出しにかかるところで最後は勝ったグレイルに外からアタマ差だけ差し切られましたが、

先に抜け出した分だけ目標にされた感はあり、3着馬には2馬身半の着差をつけています。

また2走前の萩ステークスでは後方からの競馬で勝利を収め、自在性のある馬と言えますし、

前走の京都2歳ステークスの距離は2000mで、すでに同じ距離で好結果を出している点では距離に関しては問題はないと思います。

芙蓉ステークス勝ちのサンリヴァル

また芙蓉ステークス勝ちのサンリヴァルもこの舞台に挑戦してきます。

この馬は2戦2勝で前走はオープンでしたが、ホープフルステークスと同じ中山2000mを経験しているのはこの馬1頭だけになります。

その前走は2番手につけての競馬で、直線に向いてもしっかりと伸びて後続の追撃を許さず、2着に1馬身1/4の差をつけて勝利していて、

新馬戦でも良いスタートから前で競馬を進めていましたが、前で競馬ができる器用さはこの舞台で活きる場面があるかもしれません。

ただまだキャリアが2戦と少なく若い2歳馬だけに、同じように良いスタートからここでも前で競馬ができるかは未知な部分はあるように思います。

終わりに

この他には2戦2勝の馬ではジュンヴァルロが出走を予定していて、前走は500万下の黄菊賞でしたので実績としては見劣る部分はありますが、

新馬戦と前走で経験した距離は共に2000mで、距離には問題はないと言えそうです。

あとはどの馬にも言えることですが、このレースは中山2000mという小回りで多頭数での競馬になりそうですし、

そうなると枠順なども結果に影響してくると思いますので枠順を見てから各馬の評価をしていきたいと思います。

(追記:ホープフルステークスの最終予想は以下になります。)

この木曜日には中央競馬の最後のG1、ホープフルステークスが中山競馬場を舞台に行われます。 重賞勝ちはデイリー杯2歳ステークス勝ちのジャ...
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