明けましておめでとうございます。
早速今年の競馬が始まりましたが、中山金杯には連勝は3でストップしましたが、アルゼンチン共和国杯で3着と好走したセダブリランテスや、
前走の福島記念を勝利したウインブライト、キャピタルステークスを勝利したダイワキャグニー、
またチャレンジカップで2着と好走したデニムアンドルビーなど多士済々なメンバーが揃いました。
ここでは中山金杯の展開を予想しながら有力馬について見ていき、馬券予想をしていきます。
目次(複数ページに分かれた記事もあります)
中山金杯・予想2018 展開は?
(出典「photoAC」)
中山金杯が行われるコースは中山2000mの内回りコースで、スタートしてから最初のコーナーを迎えるまでは400mと距離がありますし、スタートしてから直線の坂を迎えるコースレイアウトになっています。
スタートしてから最初のコーナーまでの距離はレースの流れに影響を与えますし、
この距離が短い場合にはコーナーでの逃げ・先行争いが起こりやすく、そのためレースの流れが速くなりやすい傾向がありますが、
その点も出走頭数や逃げ・先行馬の兼ね合い、ジョッキーの判断も影響してきます。
中山の内回り2000mはスタートしてからコーナーまでの距離が長いですので、レースの流れはそれほど速くはなりにくいコースレイアウトと言えます。
また今回の出走メンバーを見てみると、おそらく逃げるのは14番のマイネルミラノと予想されます。
その他には13番のジョルジュサンクも逃げて勝ったこともありますが、逃げなくても競馬はできるタイプではありますので、そのまま隊列がスンナリと決まればスローペースになることも考えられますし、
年末までは中山競馬場はAコース使用でしたが、年明けからは中山競馬場はCコース使用に変わります。
Cコース使用になれば馬場は内が良くなることになりますので、コーナーワークでの距離損を嫌って外目に入った先行馬が良いポジションを取ろうとする動きを取るかもしれません。
そうすると前をつつく動きになり、コースレイアウトを考えるとそれほど速いペースにはならないとは思いますが、平均的なペースまではあり得ると思いますので、
こちらでは平均からスローペースを見込んで予想を立てていくことにします。
ただ展開予想はなかなか難しい部分もありますので、展開については幅広く考えていただければと思います。
中山金杯・予想2018 セダブリランテス
では有力馬について見ていきたいと思いますが、
セダブリランテスはラジオNIKKEI賞まで3連勝で、アルゼンチン共和国杯で3着と初めての敗北を喫しましたが、
その前走では前目のポジションで競馬を進め、直線で外から差されるもしぶとく脚を伸ばして3着を確保。
時計も速く勝ったスワーヴリチャードが強かったですが、緩まないペースの中で前での競馬でしぶといレースぶりを発揮した前走は、距離に対する適性は示したと言えると思います。
また「まだキャリアは浅いですが、レースは上手です。」と前走のレース後には戸崎騎手のコメントしていますし、
ラジオNIKKEI賞のレース後のコメントでも「器用な競馬が出来る馬」と石川騎手はコメントしています。
レースに行っての器用さがあり福島の小回りコースでもラジオNIKKEI賞を勝っていますので、最後の坂がありますが中山の「小回り」コースへの対応は可能だとは思います。
あとは普段は前で競馬をする馬ですが、前走が2500m戦だっただけにポジションはいつもよりは若干後ろになる可能性はあるのかもしれません。
また今週からCコース使用になるここでは、枠順も6番と内目の枠を引いたことは好感が持てます。
ウインブライト
またウインブライトは前走の福島記念を勝利して、スプリングステークス以来の重賞勝利を飾ってこの舞台に登場してきます。
その前走では3~4番手からレースを進め、直線では早めに抜け出して後続の追撃を凌ぎ切って勝利。
前走の前半1000mは61秒6とスローな流れもこの馬に味方したと思いますが、
前走後のコメントでは「控える競馬をしてきましたが、今日は馬場を考えて前が止まらないと思い前につけました。」と松岡騎手がコメントしているように自在性のある競馬ができる器用さがあることを伺わせます。
ただ今後も成長の余地があるとは思いますが、全体的にはムラのある成績ではあり、
あとはハンデ戦でセダブリランテスよりも1kg重い斤量ではありますが、1番枠を引いたことでコースロスは抑えられると思いますし、
Cコース使用になったここで1番枠という枠順を活かして、どのような位置取りで競馬をするのか?注目されます。
ダイワキャグニー
また前走はオープンですがキャピタルステークスを制してこの舞台に駒を進めるのはダイワキャグニー。
前走では前で競馬を進めて直線で抜け出すと、サトノアレスにはクビ差まで詰め寄られましたが2着と3着の差は2馬身半の差がありました。
毎日王冠でも4着と好走していますし、前走の距離は1600mですが2000mのプリンシパルSを制しています。
ただこの馬の場合、中山コースは弥生賞の1戦のみですがその時には9着に敗れていて、その他は東京コースで4-0-0-2の成績を残していて、前走後のコメントでも「東京はとても合っています」と菊沢調教師はコメントしています。
前走のマイル戦でも前で競馬をしていたように前で競馬ができるタイプで、中山コースも問題ないように思えますが、
小回りよりも広いコースの方が合っているのかもしれませんし、その点は多少気になる材料になります。
デニムアンドルビー
また8歳になる牝馬のデニムアンドルビーは、前走のチャレンジカップの2着からこの舞台に駒を進めてきます。
前走でもいつものように後方から競馬を進めながら外からマクっていき、最後の直線では前を射程圏に入れるポジションに。
そこから差し脚を繰り出していきますが、前で競馬を進めたサトノクロニクルを捕らえることはできず2着という結果になりました。
その前走では健在ぶりを見せましたが、後方から競馬をする馬だけに流れや展開に左右される面はありますし、
また今回は5番と内目の枠ではあり、差し馬としては馬群を上手く捌けるか?という点も気になる材料ではあります。
カデナ
またカデナは天皇賞秋では16着と大敗しましたが、不良馬場まで悪化した馬場でしたので参考外と考えても差し支えないとは思いますし、
神戸新聞杯後には「2000mくらいまでがいいのかもしれません」と福永騎手はコメントしています。
ただこの馬も中団や後方から競馬を進めるタイプの馬で、レースの流れに左右される面があると言えますし、今回の枠は17番と大外の枠を引きました。
Cコース使用となったここでは枠なりにコーナーで外を回らされてしまうと、内を上手く立ち回る馬に比べれば競馬に行ってロスが出てくる部分はあるかもしれません。
中山金杯・予想2018 私は馬券をこう買う
個人的には平均からスローなペースを見込んでいますので、若干先行馬有利という見立てで、
またCコース使用に替わる点からは内有利ということで予想をしていますが、そこで気になるのは6番のセダブリランテスで、
前走が2500m戦だけに位置取りはやや後ろになるかもしれませんが、器用なタイプではあるようですので、前目で上手く立ち回るレース運びをするのではないかと思います。
またウインブライトも最内の1番枠を引きましたし、コースロスなく走れそうですし、前走のように前目での競馬ならとも思いますし、
9番のダイワキャグニーも東京コース向きかもしれませんが、前走はマイル戦で前での競馬をしていましたので、2000mのここでも前で競馬を進めるようには思います。
この3頭で迷うところですが、中山の小回りコースに問題がなさそうな点と成績の安定感から、私はセダブリランテスを本命にした馬券にします。
私の場合は馬連の流し馬券を買いますので、相手は①②③⑤⑦⑨⑩⑪⑰まで9点の馬連流しで、年明け初戦の中山金杯を勝負したいと思います。