競馬 馬体重の増減の影響は?あまり気にしなくて良い? | 穏健なる競馬のブログ

競馬 馬体重の増減の影響は?あまり気にしなくて良い?

競馬では馬体重が公表されますが、馬券を予想する上で馬体重の変動についてどう考えれば良いでしょうか?

ここでは競馬の予想の仕方として馬体重について見ていきたいと思います。

またこちらでご伝えするのは競馬の必勝法ではなく、あくまで私の経験による考えであることを先にお断りしておきます。

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競馬の予想方法 馬体重の変動について


(出典「photoAC」)

競馬ではレースになると馬体重が公表されますし、前走での馬体重との差も表示されます。

競走馬はおよそ400~500㎏ほどの体重がありますので、数キロ程度の変動であればよくあることだという意見もありますし、

私も多少の変動であればあまり気にする必要はないと思っていて、あくまで馬体重は馬の状態を把握するための補助的なものだと考えています。

例えば馬体重が大幅に増えていたとしても、若い3歳の馬がひと夏を越していれば馬体重が大幅に増加することはよくあることで、また馬によっても成長する時期には違いがありますし、

馬体重が増えていたとしてもパドックで見てお腹周りがボテっとしていなければ、それは成長分と考えられます。

ですので馬体重だけを見るのではなく、馬の調子を把握しようと思えばパドックや調教なども同時に見ていく必要があると思います。

ただパドックで馬を見る場合には「縦の比較」が必要と言われています。

その馬の状態を他の馬と比べることを「横の比較」と言い、その馬の過去と比較して今回はどうか?と見ていくことを「縦の比較」と言いますが、

毎回パドックに足を運び、そのレースごとに出走馬のことを記録または記憶する作業は一般の方であればかなり難しいものがあると思います。

また前走との馬体重の変動についても、例えば今回プラス10㎏になっていたとしても前走でマイナス10㎏になっていたのであれば、今回は体重を戻してきたと考えられます。

つまりこのレースでの馬体重の増減をで考えるのではなく、その馬のこれまでの馬体重をで捉える必要はあると思います。

あとは馬の成長期を除けば、季節としては夏の暑い時期には馬体重は減る傾向にあると考えられますし、冬の寒い時期には脂肪がつきやすく馬体重は増える傾向にあると考えられます。

ですので大幅に馬体重の増減があって、なおかつ季節とは逆の動きが出ていれば少し違和感を感じる部分ではあります。

例えば冬場は脂肪がつきやすく体重が増えやすい傾向にあると思いますが、大幅に馬体重が減った場合には馬の食が細くなってしまい、調教量が足りないことはあり得ることだとは思います。

ただ私自身の経験では、大幅な馬体重の減少で馬の評価を下げることは控えた方が良いようには思います。

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馬体重に関する私の体験談

これは長く競馬をやってきた私の経験談になりますが、大幅に馬体重が減っている(マイナス10㎏以上減っている)からと馬券から外したり、本命馬にしなかった場合にその馬が馬券にからんできたこともあります。

2000年の秋華賞では、前走から20㎏馬体重が減ったティコティコタックという馬が勝った例もあります。

ですので10㎏以上大幅に馬体重が減ったとしても問題があれば出走を回避するはずですし、

出走させているのであれば体の無駄な肉が取れたとも考えられるかもしれませんし、そのレースを勝負だと陣営が考えてキッチリと極限まで仕上げていた、ということもあるかもしれません。

馬体重が大幅に減った馬が結果を出したことについては、枠順やレース展開などその他の競馬の要素が上手くかみ合って結果が出たのかもしれませんが、

個人的には大幅な馬体重の「減少」の場合にはそうした経験がありましたので、「大幅な馬体重の減少」だけでその馬の評価を落とすことは控えた方が良いようには思います。

また馬体重は馬の調子を図る一つの要素になることはあるのかもしれませんが、馬体重も競馬の一つの要素に過ぎないと思いますので、

枠順やレース展開や馬場状態などその他の競馬の要素もバランスよく考えていくことが重要なように思います。

終わりに

この他に競馬のそれぞれの要素に関する予想方法の記事一覧はこちらになります。

当サイト 競馬の予想方法 一覧ページ

また最近では2017年のキーンランドカップでは、馬体重が20kgプラスになったエポワスが勝利しているケースもあります。

夏場は馬体重が減りそうな時期ですが、そうしたケースも見受けられますので必要以上に馬体重を気にしても馬券とは直結しないケースはあります。

馬は生き物ですしそれだけ競馬は奥が深いということかもしれませんが、基本的には競走馬の体調管理は、調教師が食事の量や運動量などからしっかりと管理しているとは思います。

また私も以前はパドックで常に馬を見ていましたが、競馬には様々な要素があって考える要素が多くなりすぎると必要以上に予想が複雑になりますし、

私自身は馬体重を必要以上に気にしすぎて馬券を外したこともありますので、必要以上にデータを気にしすぎることも予想するにあたってはマイナスになることもあると感じました。

そのうちの一つが馬体重で、中には馬体重の増減を把握することで馬券を当てた方もいらっしゃるかもしれませんが、

あくまで私の経験に基づく考えではありますが、一般の方が馬券を予想する上では馬体重に関しては必要以上に気にする必要はないのではないか?と考えています。

またネットニュースなどでG1の馬体診断を見るのはやはり楽しいものがありますが、パドックなどで馬を見て良し悪しを判断するのは一般の方には難しいと思いますし、馬の相馬眼については専門家に任せても良いのでは?と思います。

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