3歳牝馬ランキング2018~有力馬は?クラシック候補は? | 穏健なる競馬のブログ

3歳牝馬ランキング2018~有力馬は?クラシック候補は?

2018年の3歳牝馬路線はどの馬が有力なのでしょうか?

桜花賞やオークス、秋華賞に向けて各馬の動向が気になるところですが、

ここではあくまで個人的な意見になりますが、

2018年の3歳牝馬についてランキングをつけてみたいと思います。

また最初は馬の成績は馬の成績は2月11日の成績で記載していましたが、

3月17日にフラワーカップがありましたので、記事を更新しています。

ただランキングには変動はなく、

よほどのことでもない限り、

一旦つけたランキングを変更させるのは難しいところがありますね。

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第5位~牡馬相手のシンザン記念覇者・アーモンドアイ

ではまずは第5位はアーモンドアイ

この馬はロードカナロア産駒で、母親はエリザベス女王杯勝ちのあるフサイチパンドラ。

通算成績は2-1-0-0で、牡馬相手のシンザン記念を制しています。

またこれまでのレースで走った距離は、

新馬戦-1400m(2着)
未勝利-1600m(1着)
シンザン記念-1600m(1着)

この牡馬相手のシンザン記念ではやや重の馬場で勝利していて、

牡馬相手にやや重の馬場で勝利していますので、

パワーは充分そうな印象を持ちますし、

重馬場は得意なのかもしれません。(あくまで推測です。)

また脚質としては中団や後方からの差しタイプ。

ただ新馬におろした距離は1400mと短めの距離ですので、

桜花賞は距離がもつとしてもオークスまではどうか?という印象が個人的にはあります。

また過去にはシンザン記念を制した牝馬に、ジェンティルドンナがいました。

ジェンティルドンナほどではないとしても、

この時期に牡馬を相手に勝利するのであれば、能力が高い「可能性」はあるようには思いますし、

牡馬相手の重賞に出走させるということは、

陣営にもそれなりの見込みがあってのことだとは思います。

ただ早い時期に牡馬相手の重賞を勝ったとしても、

その後に活躍できない場合はありますので慎重に見ていきたいところで、

今の時点ではこの順位にしたいと思います。


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第4位~札幌2歳S覇者・ロックディスタウン

第4位はロックディスタウン

この馬はオルフェーブル産駒で、阪神ジュベナイルフィリーズでは1番人気になりました。

また重賞勝ちでは札幌2歳Sを勝利していて、

通算成績は2-0-0-2

重馬場でのレースは経験していませんが、これまでのレースで走った距離は

新馬戦-1800m(1着)
札幌2歳S-1800m(1着)
阪神JF-1600m(9着)
フラワーC-1800m(13着)

脚質としては2戦目までは中団から差す競馬を見せていましたが、

阪神ジュベナイルでは前での競馬をしています。

その阪神ジュベナイルでは9着に敗れたものの、

レース後のコメントではリラックスできていなかったとのコメントがありました。

札幌2歳Sでも最初の1コーナーでは頭を上げる素振りを見せていましたし、

阪神ジュベナイルでは序盤から前に取りついていきましたが、

大外の18番枠で壁が作れなかったことも影響していたのかもしれません。

そう考えると枠順よって前に壁が作れたら違う結果になっていたようには思えますので、

見限りは早計という気がしていました。

ただフラワーCでは内の4番枠から差す競馬をしましたが、最下位の13着という結果に。

レース後のコメントを見ると、

レース中に隣の馬と接触があったり、窮屈になる場面があったりして、

力む面も見せていたようで、気難しさを出してしまった結果のようにも思えます。

またこれまでのレースでも行きたがる素振りを見せることから考えると、

オークスでは距離がどうか?というところは「現時点では」やや疑問があるところですし、

外枠でリラックスできず、内枠でも結果が出せなかったところは気がかりです。

1800mの新馬戦では距離は延びても大丈夫ですとルメール騎手はコメントしていましたので、

身体能力は充分なのかもしれませんが、気性的な面での成長が待たれるところです。

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第3位~阪神ジュベナイルフィリーズ3着馬・マウレア


(出典「PIXTA」)

また阪神ジュベナイルフィリーズで3着になったマウレアを第3位に。

この馬は、ディープインパクト産駒で、

通算成績は2-1-1-1

新馬戦ではやや重の馬場を経験していて、これまでのレースで走った距離は全てマイル戦です。

新馬戦-1600m(1着)
赤松賞-1600m(1着)
阪神JF-1600m(3着) 
クイーンカップ-1600m(5着)
チューリップ賞-1600m(2着)

脚質としては新馬戦では前での競馬を見せ、

その後の2戦では中団からの競馬をして結果を出していましたので差しタイプのように思えますが、

クイーンカップでは先行しての競馬も見せています。

マイル戦で中団での競馬をしていましたので、距離が延びて掛かるという心配はないようには思いますし、

この馬はいまだに重賞勝利はないものの、

馬群を割ってくるレースぶりはレースに行っての勝負根性を感じさせます。

また多頭数でも馬群の中で競馬ができそうで、外枠よりも内枠が良さそうに思えるタイプで、

混戦で浮上するタイプと言えるかもしれません。

ただ阪神ジュベナイルのレース後には戸崎騎手も

「まだ追ってから遊ぶところがあって、グッとくる所がありません。」とコメントしていましたし、

クイーンカップでは5着に敗れ、先ほど書いたようにそのレースではこれまでと違う先行の競馬をしていて、

まだ手探りな部分はあるのかもしれません。

今後は競馬を覚えていってその辺りが解消してくれば、というところだと思います。

あとはクイーンカップでは本来は賞金を加算したかったところだとは思いますし、

チューリップ賞を使わざるを得なくなったのは、やや誤算だとは思います。

またマウレアは美浦所属の関東馬。

以前に読んだNumberの記事では、以下のようなコメントを武豊騎手はしていました。

桜花賞を勝つ馬がよく歩むローテーションは阪神JF→チューリップ賞→桜花賞だけど、これは美浦の馬にとっては厳しい。

メジャーエンブレムもソウルスターリングも、その王道のローテーションで桜花賞では負けています。

そう考えるとチューリップ賞では2着には好走しましたが、

ローテーションから考えると桜花賞本番では疑問が残る面はあり、

クイーンカップで賞金を加算できなかったことが影響してくるかもしれません。

(追記:2月のクイーンカップをフラワーカップと記載していました。お詫びして訂正させていただきます。)

第2位~阪神ジュベナイルフィリーズ2着馬・リリーノーブル

また第2位は阪神ジュベナイルフィリーズで2着のリリーノーブル

この馬はルーラーシップ産駒で、

通算成績は2-1-1-0

重馬場の経験はありませんが、これまでのレースで走った距離は全てマイル戦です。

新馬戦-1600m(1着)
白菊賞-1600m(1着)
阪神JF-1600m(2着)
チューリップ賞-1600m(3着)

新馬戦でおろした距離もマイル戦で、

これが1400m以下ですとオークスの2400mに距離が延びた場合にはどうか?という疑問は湧きますが、

マイル戦の新馬戦に使っているのであれば、オークスに距離が延びても問題ないようには思います。

また脚質としてはこれまでのレースぶりからは前で競馬を進めることが多かったですが、

チューリップ賞では中団からの競馬をしていて、

レース後のコメントを見ると、やや力んでいた面があったようで、

そのための待機策だったのかもしれません。

また阪神ジュベナイルでは2着に敗れたものの、

勝ったラッキーライラックは中5週での競馬だったのに対し、リリーノーブルは中1週での競馬でもあり、

先に抜け出した分だけ目標にされた部分もあったかもしれません。

川田騎手も白菊賞では凄く良い馬ですね。とコメントしていましたし、

脚質としても前でレースを運べる器用さはあり、三冠戦では逆転があっても驚けない気はします。

とはいえチューリップ賞を見ると、ラッキーライラックの強さが目立った印象もありました。

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第1位~阪神ジュベナイルフィリーズ覇者・ラッキーライラック

現時点ではやはり阪神ジュベナイルフィリーズを制したラッキーライラックを1位に。

このラッキーライラックはオルフェーブル産駒で、3戦無敗でG1を制しています。

その後もチューリップ賞も危なげなく勝利して、これで4戦無敗

また重馬場の経験はありませんが、これまでのレースで走った距離は全てマイル戦。

新馬戦-1600m(1着)
アルテミスS-1600m(1着)
阪神JF-1600m(1着)
チューリップ賞-1600m(1着)

脚質としては新馬戦とアルテミスSでは前での競馬で、

阪神ジュベナイルでは中団からと、自在性のあるところを見せています。

また距離としては松永幹夫調教師は距離が延びてさらにいい馬だと思いますから将来が楽しみです

と阪神ジュベナイル後にはコメントしています。

また同じく阪神ジュベナイル後のコメントでは、

このまま無事にいってもらいたいです。と石橋脩騎手もコメントしています。

アルテミスS後にも競馬ブックに同じように「無事に」というコメントをしていたので気になっていましたが、

「無事に」というコメントはかなり能力が高い馬に対して出されるコメントのように思いますし、

牡馬ではダノンプレミアムに対して、川田騎手は「無事に」とコメントしていました。

高い能力を秘めていても、順調にレースに出走できない馬もいますので、

その言葉の背後には、「レースに出てくれさえすれば」という願いも込められているのかもしれません。

またチューリップ賞でも危なげない勝利で、

勝ち時計も優秀な1分33秒4。

ちなみに2017年の朝日杯でダノンプレミアムが叩き出したのは1分33秒3。

またチューリップ賞でのラッキーライラックの上り3ハロンは33秒3。

少頭数とはいえ、3番手で競馬をしての結果で、

これまでの戦績と騎手のコメント、そして時計を見るとモノが違う可能性もあるようには思います。

あとは牝馬ですので、馬群に包まれてどうか?という面は気になりますが、

新馬戦では馬群の中で競馬をして勝利を挙げています。

あとは久々にそういう競馬になってどうか?

その他に重箱の隅をつつくとすれば、重馬場でどうか?というところかもしれませんが、

父がオルフェーブルなら重馬場はこなしてしまいそうな気はしますが、

果してどうでしょうか?

終わりに

ここでは距離についても検討してみましたが、現時点では3歳の牝馬であればマイルをこなしていれば、

あとはオークスでは同世代であれば、力関係でこなしてしまう場合もあるとは思います。

また阪神ジュベナイルフィリーズの1、2着馬はちょっとしたレースのアヤで逆転があっても驚けないとも思いますし、

マウレアも追ってからしっかりと伸びるようになれば、という成長の余地はあり、

他にもこれから急激に伸びてくる馬も出てくるかもしれません。

ただチューリップ賞までを終えると、

マウレアはクイーンカップを取りこぼした誤算が本番で出てくる可能性はある気はしますし、

ラッキーライラックにやや分があるようには思えます。

(あくまで個人的な感想です。)

とはいえマウレアは王道のチューリップ賞に臨んできての2着で、

評価を落とすのも難しいところで、

あくまで桜花賞では疑問が、というのが個人的な印象です。

また阪神ジュベナイル→チューリップ賞と王道のローテーションで、

上位3着までは同じ顔触れでしたので、

現時点ではこの3頭が力上位ということになるでしょうが、

さて、この2018年の桜花賞から始まる3歳牝馬戦線はどんな結末が待っているのか?

競馬は結果が出るまでが一番楽しい気がしますが、

春のG1シーズンを楽しみに待ちたいと思います。

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