本日行われた競馬の祭典、ダービーでは、2番人気のレイデオロが制し、
藤沢調教師に、悲願のダービータイトルをもたらすことになりました。
また騎乗したルメール騎手は、GI3連勝、
藤沢厩舎は、GI2連勝となりました。
ここでは今日のダービーを振り返りたいと思います。
目次(複数ページに分かれた記事もあります)
ダービー2017 レース回顧 藤沢厩舎、悲願の初ダービー レイデオロの優勝
混戦模様のダービーを制したのは、12番レイデオロでした。
1000m通過、63.3秒というスローペースの中、
レイデオロのルメールジョッキーは、
向こう正面で後方から位置取りを上げて、2番手で折り合い、
ラスト3ハロンを33.8秒でまとめて、ダービーを制しました。
このレースは、レイデオロの能力はもちろん、
ルメールジョッキーの好騎乗が光ったレースで、
やるべきことをやっただけなのだとは思いますが、
競馬の祭典、ダービーという大舞台で、
しかも2番人気を背負って、こうしたレースをするということは、
なかなかできることではなく、非常に難しいことに違いありません。
私は事前の予想では、この馬は内で競馬ができるので、
内枠の方が良いのではないかと書いたのですが、
(私の事前の予想はこちらです →ダービー2017 レースの展開予想と私の馬券予想)
内枠であれば、今回のように途中から動くということはできなかったと考えられますし、
このレースでは外目の12番枠が良かったと言えます。
ただそれでも、ダービーという大舞台で、人気を背負ってこうしたレース運びをするとは。
GIを連勝していた自信も、ルメールジョッキーにはあったのかもしれません。
また藤沢調教師が、ついにダービートレーナーになりました。
馬を優先してレースに使うために、ダービーというレースと言えども、
あくまで一つのレースと考えていたのかもしれませんが、
のちにGIを複数勝つことになる、
ゼンノロブロイやシンボリクリスエスでも叶わなかった夢が、
ここでようやく実現したことになります。
2着になったスワーヴリチャード、3着のアドミラブルは、
このスローペースでの位置取りが、最後まで響いた印象で、
特にアドミラブルは、18番枠から終始外を回ることになり、
内が良いとは言えないとしても、スローのために外を回らされすぎた印象もあり、
位置取りも含めると、一番厳しいレースになった印象があります。
終わってみれば、1~3番人気の馬が3着までを独占した、
人気通りのダービーの頂上決戦でした。
ダービー2017 私の馬券結果
先ほどもリンク先を貼っておきましたが、私の馬券予想はこちらで、
本命馬を、アルアインとレイデオロとアドミラブルの3頭で迷っていましたが、
皐月賞のアルアインの勝負根性に魅せられたこと、
また乗り替わりすることなく、
若い松山ジョッキーがダービーでも続けて騎乗することに対して、
アルアインを応援したい気持ちになり、アルアインから馬券を買うことにしました。
どうしても予想をしていると、自分の気持ちが傾いた馬を応援したくなることもあり、
またここまで混戦であれば、
もう好きな馬から買おう、それで負けたら仕方ない、
という気持ちになった部分もあったように思います。
残念ながら、私の本命馬アルアインの結果は5着でしたが、
皐月賞の時のような勝負根性で、またGIレースを勝ってほしいと思います。
また展開予想も難しいもので、平均的なペースになるかと思いきや、
かなりのスローペースとなりました。
その分、大外枠の不利はアドミラブルには大きくなった気はしますし、
逃げたマイスタイルは4着に逃げ残る結果でしたので、
後ろからレースを進めた馬にとっては、厳しいレースになったと思います。
また今回のダービーは、ルメールジョッキーの上手さが光った一戦で、
応援していたアルアインに騎乗した松山ジョッキーは残念でしたが、
若いジョッキーには、積極的に海外に武者修行に出かけて、
海外で日本馬が走る時に、声が掛かるように準備して欲しいと願います。