競馬 展開や流れの読み方は?コースや逃げ・先行馬と流れの関係 | 穏健なる競馬のブログ

競馬 展開や流れの読み方は?コースや逃げ・先行馬と流れの関係

レースを予想する上では出走馬の力関係を把握することも大切ですが、

力関係で上位の馬でもレースの流れによっては力を発揮できない場合もあります。

そこでこちらでは競馬に関する複数の要素を分けて考えたいと思いますが、ここではレースの展開や流れに注目します。

ただこちらでは競馬の必勝法をお伝えしているわけではありませんので、あらかじめご了承ください。

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競馬の予想の仕方 レース展開や流れの重要性


(出典「photoAC」)

競走馬を見る時には力関係や馬の調子を見ることになりますが、強い馬でも展開が味方しなかったり流れが向かない場合には、レースで負けてしまうこともありますし、

力関係で少し劣ると思われた馬でも、展開や流れが味方すれば好勝負することもあります。

ですのでレースでの展開や流れをしっかりと予想することも予想の大きな一つの要素と言えます。

ただ展開や流れを予想することは非常に難しく、その読みにしたがって馬券を買ったのに、その読みが違ってしまうと最初から「これはムリかも・・・」となってしまうこともあります。

またそのレースの流れの中で、どの馬がどの位置取りをするのかはジョッキーの胸一つという面や陣営の作戦もありますし、

ゲートが開いた瞬間の馬の出の良し悪しで決まることも多いですので、事前の予想とは違う位置取りになることもあり、それも競馬の結果を左右することになります。

全体の展開や流れを考えてそれが予想通りになったとしても、個々の馬の位置取りの予想までは難しいと言えます。

競馬の流れの読み方 コースレイアウトとレースの流れの関係

またレースの流れを予想する上で、まず注目したいところはレースが行われるコースレイアウトで、

スタートしてから最初のコーナーまでの距離。これがレースの流れに影響してきます。

この距離が短い場合には最初のコーナーに入るまでに逃げ・先行のポジション争いが起こりやすく、そのためにレースの流れが速くなりやすいと言えます。

反対にこの距離が長い場合には、逃げ・先行のポジション争いは起こりにくく、そのためレースの流れはゆったりしたペースになりやすくなります。

ただこの点はレースの出走頭数や逃げ・先行各馬の陣営の思惑やジョッキーの判断などが関係してくることになりますので、

スタートから最初のコーナーまでの距離が短いからといっても、単純にレースの流れが速くなるとは言えない面があります。

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競馬のレースの流れの読み方 逃げ馬に注目する


(出典「イラストAC」)

またレース全体が速い流れになれば、基本的に差し・追い込み馬に有利になりますし、

スローな流れになれば、基本的に逃げ・先行馬に有利になります。

また平均的な流れもあり、その場合には先行、差しの有利不利はあまり影響しなくなります。

ただ例外的に速い流れになっても、馬場状態などで前が止まりにくいこともありますし、

逆にスローの流れでは後で書きますが馬群が固まりますので、瞬発力のある馬であれば差し届くケースもあり得ます。

また速い流れになれば、馬群は縦長の展開に、

スローな流れになれば、馬群は団子状態の展開に、それぞれ変化していき、

そのペースによって馬群の状態はそれこそ千差万別ですが、それは枠順の有利不利とも関係してくると考えられます。

また競馬の流れの読み方としては、基本的には逃げ馬がいるかいないか、複数の逃げ馬がいるか、それによって変わってくることになります。

そのレースでどうしても逃げたいという馬がいなければ、誰も先頭に行こうとしないので、レースはスローに流れることが多くなりやすいと考えられますし、

(もちろん例外もありますが)

ハッキリと決まった逃げ馬がいれば、その逃げ馬のペースによってレースが流れることになります。

稀代(きだい)の逃げ馬、サイレンススズカは大逃げがその持ち味で、武豊ジョッキーをして「逃げて差す」と言わしめたほどの名馬で、こうした馬がいれば1頭の逃げ馬でも速い流れになりますが、

普通は逃げ馬でも力を温存してレースを走らせたいですので、逃げ馬が1頭の場合には平均的なペースまたはスローな流れになることが多いと考えられます。

逃げ馬が2頭、またはそれ以上いる場合には、流れが速くなると予想することもできますが、

逃げ馬に乗っているジョッキーやその馬の陣営も勝ちたいですので、逃げ馬同士で競り合ってハイペースになれば自分の馬にとっても不利になりますので、

逃げ馬同士が競り合うか競り合わないか、それは各陣営の駆け引きもありますし、それによって流れも変化してくることになりますが、各陣営やジョッキーの思惑は事前の予想が難しい点でもあります。

また逃げ馬の性質としては、気性的な面から逃げないと力を発揮できない馬もいますし、戦略として逃げという戦法を選んでいるというだけの馬もいます。

キタサンブラックは戦法として逃げていた馬で、菊花賞を差して勝っただけに逃げる必要のない馬と言えます。

同じように気性面から逃げているのではなく、戦略として逃げているだけの馬なら無理に逃げる必要はありませんので、他の逃げ馬に競りかける必要もなくハイペースになることは多くはないと考えられます。

次に先行馬によるレースの流れの変化を見ていきたいと思います。

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