本日の宝塚記念では、サトノクラウンが国内GIを初制覇することになりました。
対する1番人気のキタサンブラックは9着に沈み、
馬券としても多少の波乱の結果となりました。
ここでは宝塚記念のレース回顧と、私の馬券結果を振り返りたいと思います。
目次(複数ページに分かれた記事もあります)
宝塚記念2017 レース回顧 サトノクラウン国内GI制覇
今回の宝塚記念は、キタサンブラックの逃げのレースになるのかと思っていましたが、
予想に反して、シュヴァルグランが逃げるという形になりました。
またシャケトラ、クラリティシチー、ミッキーロケットも前に行き、
キタサンブラックは最初のコーナーを5番手で通過することに。
ハイペースになり、中団より後方でレースを進めた馬が3着までを独占することになりました。
また勝ったサトノクラウンは、道中でもキタサンブラックに馬体を併せに行くなど、
全体的に、キタサンブラックに対するマークはきつくなったような印象で、
ラップタイムを見ると、ラスト1ハロンは12秒台ですが、
後半は11秒台がズラリと並んでいて、厳しい流れになったように思います。
個人的には、凱旋門賞に挑戦したら、
今回のケースのように徹底マークにあうかもしれない、とは思っていましたが、
宝塚記念でそうした形になってしまいました。
さすがのキタサンブラックも、重たい馬場でのハイペースには抵抗できなかったのかもしれません。
また前走の3200mでのレコード決着での見えない疲れが、
まだ残っていた可能性もあるのかもしれません。
また北島三郎オーナーのコメントでは、
キタサンブラックは凱旋門賞に挑戦しないとのことでしたが、
秋にはまた強いキタサンブラックの走りを国内で見せてもらえたらと思います。
勝ったサトノクラウンは、
道中で馬体を併せに行くなど、キタサンブラックをマークをしていましたが、
その後に位置取りを下げる自在性を見せ、
また重たい馬場での適性を見せて、国内GI初制覇を果たしました。
引退したドゥラメンテ、キタサンブラックと同世代のサトノクラウンは、
皐月賞では1番人気になっていましたが、その後はなかなかGIを勝てず、
香港ではGI勝利を挙げていましたが、
ここで初めて国内GIを勝利することになりました。
2着に入ったのはゴールドアクター。
こちらも重たい馬場は得意な馬で、いつもは前でレース運びをしますが、
ここでは後方からのレースを選択。
最後の直線で内から伸びてきましたが、サトノクラウンには及ばず。
中山コースが得意な馬で、阪神コースは初めてでしたが、
中山と似たようなコース形態であることも好結果につながったのかもしれません。
紅一点のミッキークイーンが3着に。
こちらも重たい馬場が得意な馬で、
ただ個人的には、重や不良にまでなるとどうかと思っていましたが、
やや重の馬場までだったこと、また流れも向いたことが好結果につながったように思えます。
また前に行った馬には厳しい流れの中、
4着には2番手で競馬を進めたシャケトラが粘っています。
前に行く馬には流れが厳しかったことを考えると、かなりの健闘で、
負けて強しという印象を持ちました。
今後の成長と活躍が期待されます。
宝塚記念2017 私の馬券結果
宝塚記念を予想した時点では、11頭と頭数が少なかったことから、
速い流れにはならないかと予想していましたが、
予想に反して速い流れでのレースになりました。
どの陣営も勝ちを目指してくるわけで、
今回のレースでは、そんな各陣営の思惑が、
結果的にキタサンブラック包囲網と言えるような展開を作ったように思えました。
また馬も生き物なら、もちろん人も生き物で、
そんな馬と人が織りなす競馬の流れは、
まさに千変万化。
様々な変化があり、流れ一つだけでも予想することの難しさを痛感しました。
またどの馬がどのポジションでレースをするのか、
この点もこの宝塚記念では予想が難しかったように思えます。
またサトノクラウンのデムーロジョッキーがキタサンブラックに馬体を併せに行った場面。
あれは個人的には、ヨーロッパの競馬の厳しさを教えられた気がしました。
また馬券については、私はキタサンブラックを本命にした馬券を買いましたので、
あえなく馬券はハズレという結果に。
置きにいったわけではなかったのですが、
今回のようなレース展開は考えていませんでしたし、
キタサンブラックが負けることを想像できなかった面が大きかったです。
ちなみに私自身のこの春のGIでは、高松宮記念と春の天皇賞の2レースのみの的中でした。
高松宮記念は事前の予想は書かなかったのですが、
事前に予想を書くようにすると、個人で気軽に競馬をしていた時に比べると、
どこか細かい部分に目が行き過ぎた点もあったように思えます。
この春の反省を活かして、秋の実りにつなげられたらと思います。