この日曜日には新潟記念が行われます。
サマー2000シリーズの最終戦でもあり、
骨っぽいメンバーが揃った印象で好レースが期待されます。
ここでは展開予想と馬券予想を書いていきます。
目次(複数ページに分かれた記事もあります)
新潟記念2017 展開予想は?
(出典「photoAC」)
今回の新潟記念では、逃げるのは大外17番枠のウインガナドルと予想されます。
また頭数は17頭と多いですが、先行するタイプの馬はそう多くありませんし、
コース形態としてもスタートして早い段階でコーナーを迎えるわけではなく、
最初の3コーナーを迎えるまでは、長い直線が続くコース形態となっています。
そうした点を総合すると早いペースにはなりにくいと思いますので、
新潟記念はスローペースと予想します。
ただですね、展開予想は難しいところがありまして、
ジョッキーもそう考えると、前が有利と判断して先行しようとする馬が出てくるかもしれません。
そうすると序盤の駆け引きで平均ペースやハイペースまで考えられるかもしれません。
それなら何でもアリになってしまいますけど、
ホントに展開予想は難しいものはありますので、
平均ペースやハイペースの可能性もあると、ここで予防線を張っておきたいと思います。
(レース後の言い訳ぎみですけどね。)
ただ普通に行けば、スローペースだとは思いますし、
新潟の外回りコースはスローになりやすいと言われますので、
私自身はスローペースでの予想をしていきます。
新潟記念2017 アストラエンブレムの取捨は?
現在、1番人気になっているのは11番アストラエンブレムです。
この馬をどうするか?という点ですが、
休み明け自体は苦にする馬ではありませんので、その点はクリアできると思いますが、
2000mが初めてというのは気になるところです。
前走のレース後のコメントで、小島調教師が
「2000mくらいは持つと思っていて、1周の競馬を試したい気持ちがあります」とコメントを出しています。
この新潟記念は1周する競馬ではありませんが、
1800mやマイル戦のように、コースを折り返すワンターンと呼ばれる競馬で、
その慣れた形態で、距離を2000mに延ばしてみたいという意図があるのかもしれません。
またサマー2000シリーズの最終戦で、色気を持っている馬は他にいると思いますが、
アストラエンブレムは2000mが初挑戦ですので、
サマー2000シリーズは勝っても優勝できません。
(G3は勝って10ポイント。すでに13Pのサクラアンプルールがいます。)
そうすると今後の試金石という意味で、出走させてきた可能性もあると思います。
もちろん力のある馬で成績は優秀ですので、ここでも結果を出す可能性はありますし、
試金石として出走させる以上は、しっかりと仕上げているとは思いますが、
陣営の本気度という点からは、若干のマイナス材料があるとは思えます。
鞍上デムーロというのは気になるところですが、
前走後には「最後にブレーキを掛けるところがありました。」とコメントしていましたので、
これまでの成績も優秀ですが、若干のクセがある馬だとは思います。
ですので私としてはこの馬を相手には入れても、軸にはしないことにしておこうと思います。
(「当てたい!」ですので、一応相手には・・・)
新潟記念2017 私の馬券予想 サマー2000シリーズから見た陣営の本気度は?
サマー2000の最終戦という意味では、
これまでサマー2000シリーズに出走してきた馬で、優勝の可能性があるのは以下になります。
①タツゴウゲキ 11P
②ルミナスウォリアー 10P
⑫マイネルフロスト 5P
⑩ソールインパクト 4P
G3での獲得ポイントは以下になります。
1着 | 2着 | 3着 | 4着 | 5着 | 6着以下 |
10P | 5P | 4P | 3P | 2P | 1P |
①タツゴウゲキと②ルミナスウォリアーは、勝てば文句なしの優勝で、
勝った場合に⑫マイネルフロストは15P、⑲ソールインパクトは14Pですので、
①タツゴウゲキや②ルミナスウォリアーが2着などに入って、同点になれば同時優勝、
または①タツゴウゲキなら2着で16Pまでありますので、
⑫マイネルフロストや⑩ソールインパクトが勝ったとしても、単独優勝の可能性があります。
サマー2000シリーズを見ると、これらの馬の陣営には色気はあるのでは?と思います。
そしてローテーションに目を移すと、
①タツゴウゲキは4走前までは月1回の出走で、今回は中3週。
⑩ソールインパクトは3月からはおよそ月1回の出走で、ここで中7週のローテーション。
⑫マイネルフロストはここ3走は月1回の出走で、ここで中7週を開けてきました。
対して②ルミナスウォリアーは、前走が休み明けで函館記念を制して、ここが叩き2戦目。
ローテーションからは②ルミナスウォリアーは理想的だと思います。
ただ前走は休み明けでの好走で、多少の反動も気になるところで、
柴山ジョッキーも「小回りコースで少し強引なレースになりましたが、強かったですね。」
とコメントしています。
ただ中6週と間隔を空けていますし、競馬新聞の調教欄には好気配なことが書かれています。
(私は競馬ブック派です。)
またハンデ戦での57kgとジョッキーの乗り替わりも気になる材料ではあります。
新潟記念2017 私の馬券予想 気になる馬
①タツゴウゲキは、2走前の七夕賞では、
3コーナーすぎから後ろに下がる馬のために控えざるを得ない、という不利がありました。
ジョッキーも「もったいなかったな。下がってきた馬の影響で控えざるをえなかった。
そこからもう1度来ているし、以前より力を付けている」とコメントしていました。
そして次の前走の小倉記念では、僅差でしたが重賞初勝利を飾りました。
ここに来て力をつけている印象はあって、あとは前走52kgが55kgに変わってどうか?
という点と、ローテーションはここ4走使ってきている点は多少気になるところです。
ただサマー2000シリーズの優勝の可能性もありますので、
陣営としては力を入れてもおかしくないとは思えます。
⑫マイネルフロストもここ3走は充実した成績を残しています。
前走の七夕賞では、柴田大ジョッキーは、
「後ろに脚を使わせる競馬でうまくいったと思ったのですが…。勝ち馬を褒めたいです」
とコメントを出していました。
前で競馬をする馬でその点は①タツゴウゲキもそうですが、
スローペースと予想すると、前で競馬をするこれらの馬には有利に運ぶ可能性もあります。
ただ単なるスローペースで、直線でヨーイドンという競馬ですと、
スローの団子状態の場合には、差し馬も前の馬との距離がありませんので、
差し馬が差し届くケースも見受けられます。
そうすると前走のように、途中からペースを上げて、
後続に脚を使わせるような競馬をここでもするかもしれません。
(あくまで一つの可能性です。)
⑬トーセンバジルは、休み明けでの成績がイマイチなこと、
そして2000mが久々という点は気になります。
ただ今回はスローペースと予想していますので、
スローならば戸惑わずに追走することも可能だとは思います。
阪神大賞典3着は気になるところですが長距離での実績で、
最近では長めの距離を使われてきていますので、
個人的には叩いてからの狙い目かとも思いますので、
ここでは若干、評価を下げたいと思います。
(とは言いつつ、念のために馬券の相手には入れますが。)
⑤ロイカバードは、近走の重賞実績はあまり良い成績ではありませんので、
個人的には人気しすぎな印象はあります。
前走2着も準オープンでもありますし、
久しぶりの2000mで良さが出た可能性は捨てきれませんが、
ここでは評価を下げたいと思います。
(こちらもそうは言いつつ、念のために馬券の相手には入れますが。)
コメント参照
ラジオNIKKEIホームページ http://www.radionikkei.jp/
スポーツ報知 http://www.hochi.co.jp/
馬券の結論
陣営の本気度、スローペースを加味すると、
微妙なところですが、私は②ルミナスウォリアーを本命にします。
馬連の流し派ですので、この馬からの流し馬券を買いますが、
①タツゴウゲキ、⑪アストラエンブレム、⑫マイネルフロストは、
前で競馬をする馬ですので、展開的には利があるとは思えます。
ただ先ほども書きましたがスローペースですと、
前との距離が短いために差し届くケースもありますので、
叩き2走目というローテーションもありますが、
②ルミナスウォリアーを本命にした馬券を買うことにします。
①⑤⑦⑩⑪⑫⑬⑮⑰まで、9点の流し馬券で勝負します。
新潟記念は軽量の人気薄の馬が来ることもありますので、軽量の馬も抑えたいところで、
ラジオNIKKEIでは、⑮マイネルスフェーンの方が、⑰ウインガナドル斤量が3kg重かったですので、
同じ斤量になるここで⑰ウインガナドルとの逆転はあるかな?というところで、
ただ展開的にはスローで前が残る展開を予想すると、やはり⑰ウインガナドルも抑えておきたいところ。
⑩ソールインパクトは、サマー2000シリーズもありますし、
1000万でも3着が続いて、1000万勝利後の七夕賞でも3着と、
相手なりに走れそうな印象で、ハンデ戦で軽量のここでは抑えたいと思います。