この週末にはセントウルSが行われます。
サマースプリントシリーズの最終戦でもありますが、
勝てばスプリンターズSへの優先出走権もかかったレースで、好レースが期待されます。
ここではまずサマースプリントシリーズの現在までの成績と、シリーズの行方、
そしてセントウルSの出走馬で人気をしそうなメンバーを見ていきたいと思います。
目次(複数ページに分かれた記事もあります)
セントウルS 出走馬展望 サマースプリントシリーズ優勝の可能性のある馬は?
セントウルSは、サマースプリントシリーズの最終戦ですが、
セントウルSに出走するメンバーの中で、優勝の可能性があるのは以下の馬になります。
ラインミーティア | 10P |
フィドゥーシア | 5P |
スノードラゴン | 2P |
ブレイズエターナル | 2P |
ファインニードル | 2P |
アルティマブラッド | 2P |
ラヴァーズポイント | 2P |
また今回はG2ですので、獲得ポイントはこのようになります。
1着 | 2着 | 3着 | 4着 | 5着 | 6着以下 |
12P | 6P | 5P | 4P | 3P | 1P |
現在トップはエポワスの14Pです。
現在10Pのラインミーティアは勝てば22Pで文句なく優勝。
2着になれば16Pですが、現在5Pのフィドゥーシアが「勝てば」17Pになり逆転されますし、
3着以下でも同様に、フィドゥーシアが「勝てば」逆転されます。
そのフィドゥーシアは2着では11Pで、トップの14Pには届きませんので、
シリーズ優勝のためには、勝って17Pにすることが絶対条件になります。
またラインミーティアが2着でも16Pで、1P差で優勝が可能です。
どちらの馬も「勝てば優勝」の可能性がありますので、自力優勝の可能性があることになります。
その他の2Pの馬は、勝てば14Pと同点優勝の可能性はありますが、
上位2頭の成績によっては優勝の可能性はなくなりますので、
勝っても優勝できない可能性があるという意味では、どの馬も自力優勝の可能性はありません。
このサマースプリントシリーズだけを見れば、上位2頭の馬の陣営は本気度が高いように思えますが、
ただセントウルSは、この先のスプリンターズSのトライアルレースでもあり、
勝てばスプリンターズSへの優先出走権が獲得できます。
その意味では、賞金的に足りない馬の陣営としても、ここを勝ちに来るケースは多いはずで、
このサマースプリントシリーズだけでは、陣営の本気度を判断することが難しい面もあると言えます。
母子制覇なるか?ビリーブの娘フィドゥーシア
今回の出走メンバーの中で、人気を集めそうなのがビリーブの娘、フィドゥーシア。
前走のアイビスSDでは、1番人気を背負ってクビ差の2着に敗れましたが、
アイビスSDはハッキリと外枠有利な中で、
10番枠から若干外ラチ沿いに持ち出すロスはあったと考えられますし、
また人気を背負って逃げていた分、目標にされる不利はあった印象もあります。
前走では間隔を空けて使われて、ここが叩き2戦目のローテーションにも好感が持てますし、
先に控えたスプリンターズSへ向けて、ここも好レースが期待されます。
この馬が1番人気になりそうで、どこかに穴が無いかと考えていましたが、
セントウルSは阪神開催の2日目で、馬場状態としても基本的には先行有利になると思われますが、
この馬は前走の1000mでも逃げていたぐらいでしたので、その点でも問題はないかと思います。
後は前が有利の馬場状態を見越して、前で競馬をしようと考えるジョッキーが多くなって激流になれば、
という点ぐらいでしょうか。