セントウルS2017 フィドゥーシアなど人気しそうな馬を検証 | 穏健なる競馬のブログ - Part 2

セントウルS2017 フィドゥーシアなど人気しそうな馬を検証

骨折休養明けのダンスディレクター

ダンスディレクターは今年のシルクロードSを勝利した後で、はく離骨折が判明したため、

高松宮記念にも出走できないまま、休養明けでこの一戦を迎えることになります。

また昨年もシルクロードS後に、脚部不安によって高松宮記念を回避することになり、

くしくも昨年と同じローテーションでこの一戦を迎えます。

昨年はセントウルS7着、スプリンターズS15着でしたが、

どちらのレースも前が残りやすい展開で、その中で後方からの競馬でしたので、

展開不向きという面はあったと思います。

また昨年も故障明けということで厳しい調教ができなかった面があったのかもしれませんし、

それは今回のレースでも同じなのかもしれません。

その昨年のセントウルSでは、浜中ジョッキーも、

「反動が出ないようにと考えてのレースでした」とコメントしていましたし、

故障すると攻めるのは怖くなるとは思いますが、

まだ先にスプリンターズSを控えていることもありますので、

余裕残しの仕上げでここに臨む、ということも普通ではあると思います。

ちょっと不運が続いていますので、頑張って欲しいなとは思いますが、

このレースに限っては、本番のスプリンターズSを見据えた、余裕のある仕上げで臨んでくる可能性もあると思われます。

重賞連覇とサマースプリントシリーズ制覇なるか?ラインミーティア

前走のアイビスSDで重賞初制覇を遂げたラインミーティアは、

ここを勝てばサマースプリントシリーズ優勝になります。

ただ過去5勝のうち1200mは2勝で、その2勝目は3年前の500万条件までさかのぼります。

前走も8番人気での勝利で、人気していない分ジョッキーも気楽に乗れたという面や、

マークがきつくならなかったという面はあったと思いますし、

外枠有利のアイビスSDで、16頭中の15番枠は絶好枠。

前走では枠順などの運も味方した印象で、前走後のコメントでは、

「直線1000mのスペシャリストですが、今後は1200mでも頑張ってくれると思います」

と西田ジョッキーはコメントしています。

コメントからは千直のスペシャリストという印象も受けますし、

1200mの重賞レースで、スプリンターズSへの出走権もかかったレースでどこまで?

という点では、個人的には疑問を感じます。


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その他のメンバー

オーシャンS勝ちのメラグラーナも地力のありそうな一頭で、

ただこれまでの成績を見ると、7-1-0-9。

二ケタ着順も6度ありますし、

全体的な成績を見ると、勝つ時と負ける時がハッキリしているタイプのように思えます。

その時の気分もあるのかもしれませんし、もちろんこのセントウルSが勝つ時なのかもしれませんが、

個人的には軸にするのはちょっと怖いな、という印象があります。

過去にGIを勝っているスノードラゴンは、過去に良馬場でスプリンターズSを制していますが、

個人的には、雨が降ってこそという印象はあります。

前走のCBC賞の5着は、良馬場発表も雨での競馬で、

レース後のコメントでも大野ジョッキーは、

「返し馬では具合の良さが伝わってきました。直前の雨も味方してくれました。」

とコメントしています。

9歳になった今でも頑張っていますが、さすがにピークは越えている印象はあります。

ファインニードルは、前走の北九州記念で5着に。

ただレースでは直線で前がふさがってしまい、レース後には、

「追えたのは最後の50mだけでした。具合が良くて終いはものすごく伸びているだけに、もったいないことをしました。」

とデムーロジョッキーはコメントしています。

こうした不利は競馬ではよくあることですが、

前走ではなかなか前が開かない中での5着でしたので、これで追えていたら・・・

というレースぶりではありました。

ちょっと穴馬として一考しておきたい馬だな、と個人的には思います。

終わりに

ここではセントウルSで人気しそうなメンバーを、私の個人的な主観で見てみました。

セイウンコウセイなどの出走はありませんが、粒ぞろいのメンバーは揃った印象で、

秋のGI第1弾、スプリンターズSへ向けて、

私自身もここで好結果を残して次に進みたいと思います。

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