10月1日には凱旋門賞も行われ、サトノダイヤモンドも気になるところですが、
前哨戦で負けたことでマークがキツくなることはないという面では前向きにとらえておきたいところで、
その10月1日には、待ちに待った秋のGIシーズン開幕を告げるスプリンターズSが行われます。
この秋の短距離王はどの馬が輝くのか?
セイウンコウセイの春秋連覇なるか?
レッドファルクスやビッグアーサーが、スプリントGIの2勝目を上げるのか?
夏の昇り馬の戴冠か?それとも他の馬の悲願達成なるか・・・・
好メンバーがそろって非常に楽しみな一戦ですが、
ここでは直前の出走回避があるかもしれませんが、
スプリンターズSに出走を予定している馬の中から、人気しそうな有力馬について展望していきたいと思います。
目次(複数ページに分かれた記事もあります)
2017スプリンターズS スプリントGI春秋連覇なるか?セイウンコウセイ
春に高松宮記念を制したセイウンコウセイが、春秋連覇をかけてこのスプリンターズSに臨んできます。
前走の函館SSでは、レコード決着というハイペースで2番手を追走しての4着で、
レース展開を考えれば負けて強しという印象はあります。
ただ春の高松宮記念では、雨のやや重の馬場もこの馬には味方した印象はありますし、
この週末の中山競馬場付近の天気予報では、土日は雨が降る予想ではなく、
このままですと良馬場での開催が見込まれますが、
良馬場でのスピード決戦を制することができるのか?
その点が興味深い一戦になります。
また個人的に気になるのが函館SSからの直行で、
予定通りなのかもしれませんが、前走の函館SSでは幸ジョッキーが、
゛1度使った方がいいタイプですから、今日は休み明けの分が大きいと思います゛
とコメントしていた点は気になるところです。
スプリンターズS連覇を狙うレッドファルクス
昨年の覇者レッドファルクスはスプリンターズS連覇を狙ってこの舞台に臨んできます。
春の高松宮記念では3着でしたが、その時のデムーロジョッキーは、
゛勝った馬は今日の馬場が合っていました。゛
とコメントしていて、勝ち馬とは馬場適性の差があったことをうかがわせます。
春はその後もマイルの安田記念でも3着と、距離適性の幅を垣間見せる結果を残しています。
またこの馬も安田記念からの直行になりますが、
昨年は7月のCBC賞からのぶっつけでスプリンターズSを制していますので、
休み明けでも力を出せるタイプと言えるかもしれません。
スプリントGI2勝目なるか?ビッグアーサー
ビッグアーサーは昨年の高松宮記念以来のスプリントGI2勝目を狙います。
昨年のスプリンターズSでは着順こそ12着と惨敗していますが、
前が詰まって追えない不利があっての着順で、この着順は度外視できます。
ただこの春は歩様の乱れから高松宮記念に出走できず、
予定されていたセントウルSもケガで回避していて、
昨年暮れの香港スプリント以来の実戦で、いかにも休養期間が長すぎるといった印象はあります。
昨年の高松宮記念を勝った時にはレコード決着の中、前目で競馬をしての勝利で、
この馬が順調ならスプリンターズSは非常に盛り上がると思いますが、
順調度で劣る面が非常に残念な点ではあります。
桜花賞以来のGI2勝目なるか?レッツゴードンキ
レッツゴードンキは春の高松宮記念でも2着に入り、スプリント戦線でも力を見せつけることになりました。
ただこの馬はダートでも結果を出しているように重たい馬場は強い方ですし、
高松宮記念のやや重の馬場が、この馬に味方した印象はあります。
またヴィクトリアマイルからの直行になっている点は気になるところで、
今回のスプリンターズSは、休み明けで臨んでくる馬が多いですが、
最近では休み明けの馬が好走する例も目立ってきている印象はありますので、
必要以上には評価を下げない方が良いのかもしれません。
GIタイトルを狙う夏の昇り馬 ダイアナヘイロー、ファインニードル
この夏の昇り馬としては500万条件から4連勝で重賞を制したダイアナヘイローと、
トライアルのセントウルSを制したファインニードルが、GIの初タイトルを狙って出走を予定しています。
ファインニードルは2走前こそ5着でしたが、直線では追えない不利があってのもので、
前走のセントウルSの勝利は、その力を見せつけた印象があります。
これまで戦ってきた相手とは一味も二味も違う馬との対戦にはなりますが、
夏の上昇度で突破してしまうのか?実績馬が立ちはだかるのか?
この点も非常に興味深い一戦になります。
GIタイトルを虎視眈々と狙う馬たち
この他にもサマースプリントシリーズを制したラインミーティアも出走を予定していますし、
メラグラーナも力のある馬で、春は順調さを欠いたダンスディレクターも前走セントウルSでは3着と好発進しました。
個人的には夏を使い続けた馬よりは、前走をステップにした馬の方が好感を持てる部分はありますので、
メラグラーナ、ダンスディレクターを予想では上位に見立てるつもりです。
また順調さを欠いて、春の高松宮記念をここ2年使えなかったダンスディレクターには頑張ってもらいたいな、という気持ちもあって、
馬券としては鬼になるべきか?
ここは応援したい馬からの馬券を買うか?
その点でもこの1週間は悩むかもしれません。
コメント参照:ラジオNIKKEI http://www.radionikkei.jp/
終わりに
ちなみに枠順や展開など、要素ごとに書いた競馬の予想法の記事はこちらです。
→競馬の予想方法 競馬に存在する複数の要素と馬の力関係について
→競馬の予想方法 馬の調子の把握とG1レースやその他のレースの違い
→競馬の予想方法 レース展開や流れの読み方と逃げ先行馬と流れの関係
馬券の検討の参考にしていただければと思います。
しかしこうしてメンバーをズラリと見ていると、さすがGIと言うべきか好メンバーがそろった印象で、
もうこれは激戦必至!何とかかんとか!(もう一つ四字熟語を出したいところも出せず!)
どの馬からでも馬券を買えそうで、この1週間は迷いに迷いそうですが、
この結果が出るまでの検討する時間が、競馬ファンとしてはたまらない時間で、
ああだこうだと考えながら、秋のGI第1弾、スプリンターズSを楽しみに待ちたいと思います。